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創価学会の葬式は一般と何が違う?知恵袋で多いマナーの疑問を解説

監修
行政書士法人杉山事務所
所属行政書士会:大阪会 / 登録番号:22260069
運営者
ニコニコ終活責任者 飯塚
ニコニコ終活(担当:飯塚)
相談対応毎月10,000件以上

創価学会の葬儀である友人葬は、僧侶を呼ばないこと、香典が原則不要であること、そして戒名がないという3つの大きな特徴を持っています。一般的な葬儀とは異なる部分があるものの、参列する際の基本的な服装や振る舞いは通常のお葬式とほとんど変わらないため、過度に心配する必要はありません。

ただし香典については原則不要とされているものの、ご遺族のお考えや地域の慣習によっては受け取られるケースもあります。そのため念のため持参しておき、当日の受付に掲示されている案内に合わせて柔軟に対応するのがもっとも確実な方法です。

ニコニコ終活のご相談窓口でも、会員ではない一般の立場で参列するにあたり、失礼な振る舞いにならないか不安に感じてご連絡をいただくことがあります。ネットの質問掲示板などを拝見しても、多くの方が戸惑うポイントは共通していることがわかります。

本記事では、一般葬との具体的な違いや戸惑いやすいマナー、多くの方が悩む疑問に対する適切な対応策を分かりやすく解説します。事前に正しい知識を持っておくことで、不安を解消し、心穏やかに故人様とのお別れの場に臨むことができます。

目次

創価学会の葬式である友人葬の特徴と一般葬との違い

創価学会の葬儀は友人葬と呼ばれ、一般的な仏式の葬儀とはいくつかの異なる特徴を持っています。参列するにあたり、まずは根本的な違いや背景にある考え方を把握しておくと安心です。ここでは、主要な違いについて表を用いて整理し、それぞれの項目を詳しく解説します。

一般葬と友人葬の主な違いは以下の表の通りです。

項目一般的な仏式葬儀(一般葬)創価学会の葬儀(友人葬)
導師(進行役)僧侶(菩提寺のお寺様など)学会の役職者(儀典長など)
香典持参するのが一般的なマナー原則として不要とされる
戒名僧侶から授かり位牌に記されるなく、生前の名前(俗名)のまま
祭壇白菊などの生花を中心とした祭壇しきみ(樒)を中心とした緑の祭壇
お布施読経や戒名の対価として必要僧侶を呼ばないため一切不要

僧侶を呼ばず儀典長が導師を務める

一般的な仏式の葬儀では、お寺から僧侶をお招きして読経をお願いするのが通例です。しかし友人葬では、僧侶を呼ぶことはありません。代わりに、創価学会の役職者である儀典長などが導師として進行役を務めます。

友人葬は、形式にとらわれず、故人と親しかった友人や遺族がまごころからの追善供養を行うことをもっとも大切にしています。そのため、僧侶による儀式的な読経ではなく、参列者全員で心を込めてお題目を唱えることが供養になると考えられています。僧侶をお呼びしないため、お布施や車代、御膳料といった費用も発生しません。

戒名がなく生前の俗名のまま葬られる

一般のお葬式では、仏様の弟子になった証として僧侶から戒名(宗派によっては法名や法号)を授かるのが一般的です。しかし、創価学会の信仰では、生前の名前のままで十分に成仏できるという教義を持っています。

そのため、友人葬では戒名を授かるという概念自体が存在しません。故人様は生前親しまれた名前である俗名のまま葬られ、白木位牌や本位牌にも俗名が記されます。これは、誰もが平等に成仏できるという考え方に基づいた特徴的な部分です。

儀礼的な香典は原則不要とされている

創価学会の公式な指針として、友人葬における儀礼的な香典は持参しなくてもよいとされています。これには、遺族や参列者の金銭的な負担を軽減し、純粋に故人を偲ぶ気持ちを大切にしたいという背景があります。

しかし、ご遺族の意向や親戚間の取り決め、あるいは地域特有の習わしによっては、例外的に香典を受け取るケースも存在します。参列する側としては、手ぶらで行くことに抵抗を感じる場合もあるため、この点の対応については後述するマナーの項目で詳しく解説します。

創価学会の葬式に参列する際の具体的なマナーと手順

一般の参列者として足を運ぶ際、マナー違反にならないかと不安に思う方は少なくありません。基本的な振る舞いは一般的な葬儀と大きく変わりませんが、いくつか知っておくべきポイントがあります。まずは全体像として、以下の項目を押さえておきましょう。

  • 服装:一般的な葬儀と同じ喪服(準喪服)で参列する
  • 香典:念のため持参し、受付の案内に従って対応する
  • 数珠:自分が普段使っている数珠を持参して問題ない
  • 焼香:額の高さまでおしいただいて3回行うのが基本

服装は一般的な準喪服の着用で問題ない

友人葬に参列する際の服装は、一般的な仏式葬儀に参列する場合とまったく同じです。創価学会の葬儀だからといって、特別な決まりや身につけなければならないものはありません。

男性であれば、黒のフォーマルスーツに白いワイシャツ、黒の無地ネクタイを着用します。女性であれば、黒のワンピースやアンサンブルなどのブラックフォーマルを着用し、ストッキングも黒を選びます。アクセサリーは一連の真珠のネックレス程度に留め、派手な時計や装飾品は外しておくのが大人のマナーです。

香典を持参する場合の表書きと渡し方

前述の通り、香典は原則不要とされていますが、迷った場合は念のため用意して持参することをおすすめします。葬儀場の受付に「御香典は固くご辞退申し上げます」といった案内板が出ている場合は、無理に渡さず持ち帰りましょう。

もし受け取っている様子であれば、通常の葬儀と同じようにお渡しします。この際の表書きは、一般的な「御霊前」や「御香料」を使用します。仏教の他宗派のように「御仏前」を使うべきか迷う必要はありません。水引は黒白または双銀の結び切りを選び、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのが丁寧です。

数珠は手持ちのものを持参するか手を合わせる

創価学会の会員の方々は、お祈りの際に専用の長い数珠(念珠)を使用します。しかし、会員ではない一般の参列者が、わざわざ専用の数珠を購入して用意する必要はまったくありません。

ご自身が普段使っている各宗派の数珠を持参し、それを使用して問題ありません。もし数珠を一つも持っていない場合は、無理に借りたり買ったりせず、焼香の際に心を込めて両手を合わせる(合掌する)だけでも決して失礼にはあたりません。もっとも大切なのは、故人様を悼む気持ちです。

焼香はおしいただいて3回行うのが基本

友人葬における焼香の回数は、3回が基本とされています。順番が回ってきたら祭壇に進み、ご遺族と導師に一礼してから焼香台の前に立ちます。

右手の親指、人差し指、中指の3本で抹香(粉末状のお香)をつまみ、目の高さまで軽く押し戴いてから香炉へくべます。これを3回繰り返します。また、線香をあげる形式の場合は、立てるのではなく、1本の線香を横に寝かせて供える「寝かせ線香」の作法をとります。前の人の作法を確認してから同じように行えば安心です。

知恵袋でも多い創価学会の葬式に関するよくある質問

インターネットの質問掲示板などでも、一般の立場で友人葬に参列する方からの疑問や不安の声が数多く寄せられています。ここでは、特に多くの方が悩むポイントについて、具体的な解決策をお答えします。

会員ではない一般人が参列しても迷惑にならないか

まったく問題ありません。友人葬は、故人様とご縁のあった方々が心を込めてお見送りする場です。そのため、会員であるかどうかに関わらず、故人様を偲ぶ気持ちを持つ方であればどなたでも歓迎されます。

また、一般の参列者が心配しがちなのが「参列したことで無理に勧誘されるのではないか」という点ですが、葬儀の場でそのような話をされることはありません。純粋なお別れの場として進行するため、過度な緊張を持たずに、安心してご参列ください。

お経は一緒に唱えなければならないのか

友人葬の式中では、参列者全員でお題目(南無妙法蓮華経)を唱える時間(題目三唱など)が設けられています。しかし、一般の参列者がこれに合わせて無理に声を出す必要はありません。

信仰を持っていない方が周囲に合わせてお題目を唱えるのは戸惑いがあるものです。その場合は、無理に口を動かす必要はなく、静かに頭を下げて心の中で故人様のご冥福をお祈りしていれば、マナー違反や失礼にあたることは決してありません。ご自身の自然な形で哀悼の意を表してください。

祭壇が青葉ばかりで地味だと聞いたが本当か

友人葬の祭壇は、しきみ(樒)という常緑樹をふんだんに使用するのが伝統的な特徴です。しきみは、一年中青々とした葉をつけることから「永遠の生命」の象徴とされ、またその強い香りが邪気を払うとされているため、創価学会の儀式で重用されています。

そのため、一般の生花祭壇を見慣れている方にとっては、緑色が多く地味に感じられることがあるかもしれません。しかし近年では、しきみをベースにしつつも、白い菊やユリなどの生花を上品に混ぜ合わせた「白い花祭壇」が選ばれるケースも増えており、祭壇の雰囲気も時代とともに少しずつ変化しています。

創価学会の葬式マナーや終活に関するまとめ

創価学会の葬儀である友人葬について解説しました。僧侶を呼ばない、戒名がない、香典が原則不要という独自の教義に基づく特徴がある一方で、参列する側の基本的なマナーや服装は一般的なお葬式と大きく変わりません。

ニコニコ終活の専門的な見解としても、宗教・宗派ごとの違いに戸惑うことは当然のことと捉えています。ご遺族の意向を尊重し、故人様を心から悼む気持ちを持って参列することが、いかなる形式のお葬式においても最も大切なマナーとなります。

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