遺言書の書き方を教えてくれるところは?専門家の選び方

遺言書書き方 教えてくれるところ
監修
行政書士法人杉山事務所
所属行政書士会:大阪会 / 登録番号:22260069
運営者
ニコニコ終活責任者 飯塚
ニコニコ終活(担当:飯塚)
相談対応毎月10,000件以上

遺言書の書き方を教えてくれる主な相談窓口は、公証役場をはじめ、弁護士や司法書士といった法律の専門家です。法的な不備を防ぎ、確実にご自身の意思を残すためにも、専門家へ直接相談してサポートを受けるのが最も安心できる方法となります。

ご自身だけで作成する自筆証書遺言は、形式の不備によって無効になるリスクや、曖昧な表現が原因で親族間のトラブルに発展するケースが少なくありません。費用を抑えるために自己流で作成した結果、かえって残されたご家族に負担をかけてしまうこともあるため、手続きの進め方には注意が必要です。

ニコニコ終活へのご相談のなかでも、ご自身の財産をどのように記載すれば法的に有効なのか分からず、手が止まってしまうというお悩みをよくお伺いします。ご家族の状況や財産の内容に合わせて、適切な相談先を見つけることがトラブル防止の第一歩です。

本記事では、遺言書の書き方について相談できる窓口の種類やそれぞれの特徴、費用の違いを解説します。また、ご自身の目的に合った専門家を選ぶための基準や具体的な手続きの流れも説明しますので、納得のいく準備を進めるための参考にしてください。

目次

遺言書の書き方を教えてくれるところと各相談先の特徴

遺言書の書き方をサポートしてくれる窓口には、それぞれ得意とする分野や役割の違いがあります。まずはどのような相談先があるのか、全体像を把握しておくことが大切です。

主な相談先として、以下の6つの窓口が挙げられます。

  • 公証役場
  • 弁護士
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 市区町村の窓口・法テラス
  • ニコニコ終活

ここからは、それぞれの相談先の特徴について詳しく解説します。

公証役場で公証人に作成を依頼する

公証役場は、法務大臣によって任命された公証人が業務を行う公的な機関です。遺言書を作成する上で、もっとも確実性の高い公正証書遺言を作りたい場合に利用します。

公証人は法律の専門家であり、ご自身の意思を法的に間違いのない文章にまとめてくれます。全国各地に公証役場があり、最寄りの役場で相談を受け付けているため、作成を主導してもらいたい方に適しています。自分で文章を考えるのが不安な方でも、安心して任せることができるのが大きな魅力です。

弁護士に法的なトラブル回避を相談する

弁護士は、法律に関するあらゆる問題に対応できる専門家です。遺言書の作成はもちろんのこと、相続が発生した後の家族間トラブルを防ぐためのアドバイスを得意としています。

特定の相続人に財産を多く残したい場合や、遺留分と呼ばれる最低限の取り分に関する問題が懸念される場合には、弁護士への相談が最適です。将来の紛争を未然に防ぐための法的な視点から、遺言書の書き方を細かく指導してくれます。

司法書士に不動産登記や遺言執行を任せる

司法書士は、不動産の登記手続きなどを専門とする法律家です。ご自宅や土地などの不動産を中心に財産を残したいと考えている方にぴったりの相談先と言えます。

相続が発生した後に必要となる不動産の名義変更(相続登記)を見据えて、スムーズに手続きが進むような遺言書の書き方を提案してくれます。また、遺言の内容を実現する遺言執行者への就任を依頼することもできるため、手続きの手間を省きたい方におすすめです。

行政書士に費用を抑えて作成支援を依頼する

行政書士は、官公署に提出する書類の作成や権利義務に関する書類作成を代行する専門家です。弁護士や司法書士に比べて、手頃な費用で遺言書の作成支援を受けられるのが特徴です。

家族関係が円満であり、大きなトラブルが予想されない状況下で、ご自身の意思をしっかりと形に残したい場合に向いています。原案の作成から公証役場での手続きのサポートまで、幅広く相談に乗ってくれます。

市区町村の窓口や法テラスの無料相談を利用する

市区町村の役所では、定期的に弁護士や司法書士による無料の法律相談会が開催されています。また、法テラス(日本司法支援センター)でも、収入などの一定の条件を満たせば無料で相談を受けることが可能です。

まずはどのような手続きが必要なのか、誰に依頼すべきなのかといった初期段階の相談をしたい場合に非常に便利です。ただし、無料相談は時間が限られていることが多いため、事前に聞きたいことを整理しておく必要があります。

ニコニコ終活に終活全体のサポートを相談する

ニコニコ終活は、行政書士などの専門家と連携しながら、身元保証や死後事務委任、葬儀手配までをトータルでサポートする窓口です。遺言書の書き方だけでなく、終活全般のお悩みについてご相談いただけます。

遺言書だけではカバーしきれない死後の各種手続きや、ご家族の負担を減らすための生前対策について、総合的なアドバイスを受けられるのが特徴です。どの専門家に頼めばいいか迷っている場合の総合案内窓口としてもご活用いただけます。

遺言書の書き方を教えてくれるところの費用相場と選び方

専門家に遺言書の作成サポートを依頼する場合、誰に頼むかによってかかる費用は大きく異なります。予算と目的に合わせて最適な相談先を選ぶことが大切です。

まずは、各専門家に依頼した場合の一般的な費用相場と特徴を表で確認してみましょう。

相談先費用相場主な特徴・おすすめな方
公証役場数万円〜十数万円公正証書遺言を直接作成したい方。手数料は財産額による
弁護士10万円〜20万円以上家族間の揉め事が予想され、法的なトラブルを回避したい方
司法書士7万円〜15万円程度不動産が多く、相続登記まで見据えたサポートが必要な方
行政書士5万円〜10万円程度家族関係が良好で、費用を抑えつつ専門家の支援を受けたい方

この表を踏まえて、ご自身の状況に合わせた具体的な選び方を深掘りして解説します。

目的に合わせた相談先の選び方基準

遺言書を作成する目的は人それぞれ異なります。費用を重視するのか、トラブル防止を最優先するのかによって、選ぶべき専門家は変わってきます。

以下に、主な目的に合わせた選び方の基準を説明します。

費用を抑えたい場合の選び方

できるだけ予算をかけずにしっかりとした遺言書を作りたい場合は、行政書士への依頼が有力な選択肢となります。原案の作成をサポートしてもらい、その原案をもとに公証役場で公正証書遺言を作成すれば、費用を抑えつつ法的に確実な遺言書を残すことができます。

まずは市区町村の無料相談やニコニコ終活の無料相談窓口を活用し、ご自身のケースでどの程度の費用がかかるのか見積もりを取ってみることをお勧めします。

トラブルを未然に防ぎたい場合の選び方

ご自身の財産の分け方によってご家族が対立してしまう可能性がある場合は、弁護士への相談が最も安心です。特定の子供に多く財産を残したい場合や、前妻との間に子供がいる場合などは、遺留分の計算も含めて綿密な対策が必要となります。

費用は高めになる傾向がありますが、将来の裁判沙汰を防ぎ、大切なご家族を守るための保険と考えれば、決して無駄な出費ではありません。

遺言書作成のサポートを受けるメリットとデメリット

専門家のサポートを受けることには多くの利点がありますが、一方で気をつけておきたい点も存在します。両方の側面を正しく理解した上で検討を進めましょう。

サポートを受けることのメリットとデメリットの全体像は以下の通りです。

  • メリット:形式の不備による無効を防げる、親族間の揉め事を回避できる、精神的な負担が減る
  • デメリット:専門家への報酬費用がかかる、相談に行くための時間と手間がかかる

それぞれの項目について、さらに詳しく解説します。

専門家に依頼するメリット

最大のメリットは、作成した遺言書が法的に無効になるリスクをほぼゼロにできる点です。自筆証書遺言は、日付の書き忘れや訂正印の押し忘れなど、少しのミスで無効になってしまう厳格なルールがあります。

また、曖昧な言葉遣いによって相続手続きの際に金融機関から受け付けを拒否されるトラブルも防ぐことができます。第三者である専門家が間に入ることで、ご自身の思いを冷静かつ正確に文書に落とし込むことができ、残されたご家族の手続きも非常にスムーズになります。

専門家に依頼するデメリット

デメリットとして一番に挙げられるのは、やはり費用負担です。数万円から数十万円の出費が必要になるため、あらかじめ予算を確保しておく必要があります。

また、専門家と打ち合わせをするために何度か事務所に足を運んだり、必要な書類(戸籍謄本や財産の証明書など)を集めたりする手間もかかります。しかし、これらの手間はご自身だけで進めても同様にかかるものであり、プロのサポートを得られることで結果的には時間の短縮につながることが多いです。

遺言書作成から保管までの具体的な手順と流れ

いざ遺言書を作ろうと思っても、何から手をつければいいのか戸惑う方は少なくありません。専門家に相談する前に全体の流れを知っておくと、スムーズに準備を進めることができます。

一般的な遺言書作成の手順は以下のようになります。

  1. 財産と相続人を把握する
  2. 誰に何を譲るか内容を決める
  3. 専門家と一緒に遺言書を作成し保管する

これらのステップについて、順番に詳しく見ていきましょう。

財産と相続人を把握する

最初に行うべきことは、ご自身が持っている財産の全容と、法律上の相続人が誰なのかを確認することです。預貯金や不動産、有価証券などをリストアップし、マイナスの財産(借金やローン)があればそれも書き出します。

同時に、配偶者や子供、兄弟姉妹など、誰が相続人になるのかを戸籍謄本を取り寄せて確認します。この下準備をしっかり行っておくことで、専門家への相談がより具体的なものになり、手続きが早く進みます。

誰に何を譲るか内容を決める

財産と相続人が明確になったら、誰にどの財産をどれくらい渡したいのか、ご自身の希望をまとめます。すべてを均等に分ける必要はありませんが、生活の支援が必要な家族への配慮や、お世話になった方へのお礼など、ご自身の思いを整理することが大切です。

この段階では、きれいに文章にする必要はありません。メモ書き程度でも構いませんので、希望をリストアップしておくことがポイントです。

専門家と一緒に遺言書を作成し保管する

まとめた希望をもとに、選んだ専門家へ相談に行きます。専門家はご自身の希望を聞き取りながら、法的に有効で、かつ揉め事の種にならないような表現で遺言書の原案を作成してくれます。

原案が完成したら、公証役場に赴いて公正証書遺言として仕上げるのが最も安心な方法です。作成された公正証書遺言の原本は公証役場で厳重に保管されるため、紛失や改ざんの心配がなく、ご家族も後から探し出しやすくなります。

遺言書の書き方や相談先に関するよくある質問

遺言書の準備を進めるにあたって、多くの方が抱く疑問についてお答えします。不安を少しでも解消して、前向きに終活を進めるための参考にしてください。

無料で書き方を教えてくれるところはありますか?

はい、市区町村の役所で開催されている法律相談会や、法テラスを利用することで、弁護士などの専門家に無料で相談することが可能です。また、ニコニコ終活の無料相談でも、どのような準備が必要かの初期アドバイスを行っております。まずは無料の窓口を利用して、ご自身に必要な手続きの方向性を確認するのがおすすめです。

どの専門家に依頼すればいいか迷った場合はどうすればいいですか?

ご自身の財産の種類やご家族の状況によって最適な専門家は異なります。迷った場合は、まずは行政書士やニコニコ終活のような総合的な窓口に相談してみてください。お話を伺った上で、法的な紛争リスクが高ければ弁護士を、不動産手続きがメインであれば司法書士をといったように、適切な専門家をご案内することができます。

まとめ

遺言書の書き方を教えてくれる相談先は、公証役場や弁護士、司法書士、行政書士などがあり、目的に応じて選ぶことが重要です。

内容の不備による無効やご家族間のトラブルを防ぐためには、自己流で作成せず、必ず専門家のサポートを受けて確実な遺言書を作成することをお勧めします。

ニコニコ終活では、遺言書に関するお悩みはもちろん、終活全般のご相談を何度でも完全に無料で承っております。全国対応でご事情に合わせた適切なサポートをご提案いたしますので、ぜひお気軽に無料相談をご利用ください。

ニコニコ終活
終活・家族代行・身元保証相談アドバイザー
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