LGBTの賃貸審査が通らない原因と対策!同性カップルの部屋探し成功法

監修
行政書士法人杉山事務所
所属行政書士会:大阪会 / 登録番号:22260069
運営者
ニコニコ終活責任者 飯塚
ニコニコ終活(担当:飯塚)
相談対応毎月10,000件以上

LGBTQ層や同性パートナーとの同居を目指す方が賃貸物件の審査に落ちてしまう主な理由は、ご自身の収入や属性に問題があるからではなく、現在の法制度や貸主側のリスク回避心理にあります。落ち込む必要はなく、申し込み方法を工夫し、懸念事項を先回りして払拭することで、審査通過の可能性は大幅に高まります。

ただ、入居にあたって緊急連絡先や連帯保証人を親族に頼めない場合、何の対策も打たずに申し込みを繰り返すと審査落ちの履歴だけが残ってしまう恐れがあるため注意が必要です。法的な家族関係が認められにくい現状において、ご家族へ事情を打ち明けられず手詰まりとなってしまうケースは少なくありません。

身元保証や終活支援を行っている相談現場の視点からも、パートナーとの共同生活を始めるにあたり身元引受人が見つからず不安を抱えるお声をお聞きします。専門の保証サービスを活用するなど、第三者のサポートを得ることで道が開ける事例は多々あり、決して一人で抱え込む必要はありません。

本記事を読むことで、審査に通りにくい本当の背景と、次の申し込みで成功するための具体的な書類準備や名義の選び方、そして親族を頼れない場合の確実な身元保証の確保手順が明確に分かります。

目次

LGBT当事者が賃貸審査に通らない3つの主な原因

同棲を希望する同性カップルが不動産会社の審査で落ちてしまう場合、ご自身の人間性やこれまでの歩みが否定されたように感じて深く傷ついてしまうかもしれません。しかし、審査落ちの背景には日本の法制度や貸主側の不安要素が大きく関わっています。決してあなた自身の問題ではないため、まずは状況を冷静に把握することが大切です。審査で敬遠されやすい主な原因は以下の3つに分けられます。

  • 同居解消による家賃滞納リスクを懸念されるため
  • 親族に緊急連絡先や連帯保証人を頼みづらいため
  • 管理会社や貸主の知識不足による保守的な判断

それぞれの原因について、貸主や管理会社がどのような不安を抱いているのかを詳しく解説します。

同居解消による家賃滞納リスクを懸念されるため

現在の日本の法律では、同性間の婚姻関係が法的に認められていないケースが大半です。そのため、不動産会社の審査上では法律婚の夫婦ではなく、友人同士のルームシェアと同等に扱われるのが一般的です。

貸主や管理会社が最も恐れるのは家賃の滞納です。友人同士のルームシェアは、喧嘩やライフスタイルの変化などでどちらか一方が退去してしまう確率が夫婦よりも高いとみなされます。残された片方の収入だけでは家賃を払い続けられなくなるリスクがあるため、将来的な家賃滞納を警戒して審査を見送るという判断が働きやすくなります。二人の絆がどれだけ強くても、書類上の制度の壁によってリスクが高いと機械的に評価されてしまうのが現状です。

親族に緊急連絡先や連帯保証人を頼みづらいため

賃貸契約の審査では、万が一の事態に備えてお互いの親族を緊急連絡先や連帯保証人に指定するよう求められるのが基本ルールとなっています。しかし、ご自身のセクシュアリティやパートナーの存在を親族にカミングアウトしていない場合、ここを正確に記入することが難しくなります。

親族の連絡先を空白のまま提出したり、友人に頼んだりすると、管理会社からは身元が不確かでトラブル時に連絡が取れない入居者だと判断されてしまいます。結果として、収入面では問題がなくても、保証の面で基準を満たせずに審査落ちとなってしまうケースが後を絶ちません。

管理会社や貸主の知識不足による保守的な判断

悪意や明らかな偏見がなくても、単に前例がないから手続きがよくわからないからという保守的な理由で入居を敬遠されるケースも依然として残っています。高齢の大家さんなどの場合、馴染みのない状況に対して過剰に慎重になってしまう傾向があります。

また、不動産会社の担当者自身に知識がなく、どのように貸主へ説明すればよいか分からずに、消極的な対応を取られてしまうこともあります。これは社会全体の理解がまだ過渡期にあることが原因であり、決して入居希望者側に落ち度があるわけではありません。

賃貸審査に通らない状況を打破する具体的な対策法

一度審査に落ちてしまっても諦める必要はありません。物件の探し方や申し込みの見せ方を変えることで、審査を通過する確率は飛躍的に向上します。ここでは、大家さんや管理会社の不安を払拭し、次の審査に通るための具体的な対策法を4つ紹介します。

  • ルームシェア扱いとして申し込み名義を工夫する
  • 単独の収入で支払い可能な家賃の物件を選ぶ
  • 自治体のパートナーシップ登録証明書を活用する
  • 収入証明書を多めに提出して支払い能力を示す

それぞれの対策について、具体的な手順やポイントを詳しく見ていきましょう。

ルームシェア扱いとして申し込み名義を工夫する

不動産会社に最初からセクシュアリティを明かす必要はありません。まずはルームシェア可または二人入居可の物件を狙い、友人同士の同居として申し込むのが有効な手段です。この際、申し込みの契約形態を工夫することで審査の通りやすさが変わります。

連名契約と代表者契約の違い

ルームシェアとして申し込む場合、二人ともが契約者となる連名契約と、片方が主契約者となりもう片方を同居人とする代表者契約の2つの方法があります。それぞれの違いを以下の表にまとめました。

契約形態特徴メリットデメリット
連名契約二人それぞれが貸主と契約を結ぶ双方の収入を合算して審査を受けられるため、単独の収入が低めでも通りやすいそれぞれに連帯保証人や緊急連絡先(親族)が必要になることが多い
代表者契約収入が安定している一人が契約者となり、もう一人は同居人として申請する契約者一人分の保証人や緊急連絡先を用意できれば手続きが進めやすい契約者の収入単独で家賃支払い能力を証明する必要がある

状況に合わせて、どちらの契約形態がご自身たちにとって有利になるかを見極めることが大切です。

単独の収入で支払い可能な家賃の物件を選ぶ

貸主が恐れる同居解消による家賃滞納リスクを最も分かりやすく払拭する方法は、万が一どちらかが退去しても、残った一人で十分に家賃を払い続けられる物件を選ぶことです。

一般的に、家賃の3倍以上の月収があることが審査通過の一つの目安とされています。どちらか一方の収入だけでこの基準をクリアできる物件を選び、その人の単独名義(代表者契約)で申し込めば、別れた際のリスクを懸念されにくく、審査は非常にスムーズに進みます。

自治体のパートナーシップ登録証明書を活用する

お住まいの自治体、あるいは引っ越し先の自治体でパートナーシップ宣誓制度が導入されている場合は、積極的に活用しましょう。自治体が発行するパートナーシップ登録証明書や受領証を提出することで、二人の関係が一時的なものではないことの公的な証明となります。

最近では、この証明書があることで法律婚の夫婦に近い扱いをしてくれる管理会社や、LGBTQフレンドリーを掲げる不動産会社が増加しています。制度の有無や要件については、各自治体の公式情報を確認するか、専門家に相談することをおすすめします。

収入証明書を多めに提出して支払い能力を示す

審査を有利に進めるためには、家賃を確実に支払い続けられる安定性を視覚的に証明することが効果的です。通常の審査で求められる書類に加えて、自発的にプラスアルファの収入証明を用意しておきましょう。

源泉徴収票だけでなく、直近数ヶ月分の給与明細、住民税の課税証明書、預貯金の残高証明などをあらかじめ揃えて提出することで、不動産会社や貸主に対する強いアピールとなります。経済的な余裕を客観的なデータで示すことで、未知の不安を抱く貸主を安心させることができます。

親族に頼めない場合の保証人問題とニコニコ終活の身元保証

対策を講じても最後まで壁となりやすいのが、緊急連絡先や連帯保証人を誰に頼むかという問題です。親族との関係性が希薄であったり、カミングアウトのハードルから頼めなかったりする場合、外部のサービスを上手に活用することが解決の鍵となります。

賃貸契約における保証人要件の厳しさ

近年は家賃保証会社を利用する物件が主流となっていますが、保証会社を利用する場合でも、緊急連絡先として三親等以内の親族を指定するよう求められるのが一般的です。友人を緊急連絡先に設定できる保証会社もゼロではありませんが、選択肢は極端に狭まってしまいます。

親族に頼めないという理由だけで、理想の住まいを諦めたり、妥協した物件を選んだりするのは非常にもったいないことです。

専門機関による身元保証サービスを利用するメリット

親族の協力を得られない場合、ニコニコ終活のような専門機関が提供する身元保証(保証人代行)サービスを利用するのも一つの有効な手段です。身元保証サービスを利用することで、確実な緊急連絡先や保証人を確保できるため、審査のハードルを大きく下げることができます。

身元保証サービスは、単なる部屋借りのためだけでなく、将来的な入院や手術時の同意、万が一の際の死後事務委任など、ライフステージの変化に合わせた包括的なサポートを提供していることが多いです。生涯にわたるパートナーとの安心した暮らしを築くために、こうした第三者の専門サポートを早い段階で検討しておくことは、非常に賢明な選択と言えます。

LGBTの賃貸審査に関するよくある質問

同性カップルでの部屋探しにおいて、多くの方が共通して抱く疑問点についてお答えします。事前に知識を持っておくことで、不動産会社とのやり取りもスムーズになります。

最初からカミングアウトして物件を探すべきですか

必ずしも最初からカミングアウトする必要はありません。前述の通り、ルームシェア可の物件を探し、友人同士の同居として申し込むことで審査を進めることは十分に可能です。

ただし、LGBTQフレンドリーを掲げている不動産会社を見つけた場合は、最初から事情を話した方が、大家さんとの交渉や理解のある物件の紹介を積極的に行ってくれるため、結果として希望の部屋に早く巡り合えるケースもあります。ご自身の心理的な負担が少ない方法を選ぶことが最も大切です。

パートナーシップ制度がない自治体でも同棲できますか

もちろん可能です。パートナーシップ登録証明書は関係の安定性を証明する有効なツールの一つですが、それがなければ審査に通らないというわけではありません。

単独の収入で十分な支払い能力を示したり、連名契約で収入を合算したり、身元保証サービスを利用して保証人問題をクリアにするなど、他の対策を組み合わせることで十分に審査を通過できます。制度の有無にとらわれず、経済的・社会的な信用をどのように貸主に伝えるかを工夫することが重要です。

まとめ

LGBTQ層や同性カップルが賃貸審査に通らない主な原因は、法制度によるリスク評価や貸主の不安といった構造的な問題にあり、申し込み名義の工夫や十分な収入証明、保証人の確保によって乗り越えることが可能です。

ニコニコ終活としては、親族を頼れず緊急連絡先や保証人問題で行き詰まってしまう方々に対し、専門の身元保証サービスを活用していただくことで、不要な心理的負担をなくし、安心して新生活を始められる環境を整えることが最善の解決策だと考えております。

ニコニコ終活は全国対応で、何度でも完全に無料でご相談いただけます。お住まいの審査や将来の身元保証に関して少しでも不安や疑問をお持ちの方は、ぜひお気軽に無料相談をご利用ください。

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