MENU
お役立ち情報
LINEで無料相談する全国対応・何度でも無料

該当する記事が見つかりませんでした。

葬儀・お葬式395
亡くなった後の手続き167
相続53
お墓・墓じまい15
死後事務委任18
身元保証・おひとりさま26
生前対策・エンディングノート21
実家じまい・遺品整理21
成年後見制度11
絶縁・家族の悩み22
家族代行3
終活のお悩み相談19

親の介護したくない一人っ子へ|限界前の相談先早見表と扶養義務の範囲

親の介護したくない一人っ子が限界を迎える前に実践すべき3つの解決策

「一人っ子だから、親の介護は全部自分がやるしかない」「正直、介護したくない。でもそう思う自分が冷たい人間のようでつらい」。こうした悩みは、知恵袋などの相談サイトでも数多く見られます。兄弟姉妹がいないと、介護の方針決め、病院や施設とのやり取り、お金の管理、保証人の役目まで、すべてが一人の肩にのしかかりやすいからです。

先にお伝えしたいのは、介護をしたくないと感じるのは決してわがままではない、ということです。子には親を扶養する義務があるとされていますが、一般的には「自分の手で直接お世話をする義務」まで求められるものではないと説明されています。大切なのは、心と体が限界を迎える前に、介護を第三者につなぎ、自分は「管理役」に回る仕組みをつくることです。

この記事では、一人っ子に負担が集中しやすい理由、扶養義務の範囲、限界のサイン、相談先の早見表(図解つき)、母親や父親が嫌いで介護したくない場合の距離の取り方、介護費用の考え方、罪悪感との向き合い方までを、一人っ子の視点で順番に解説します。

目次

結論:一人っ子でも親の介護を自分の手でする必要はない|限界前に実践すべき3つの解決策

親の介護をしたくない一人っ子が、自分の生活を守りながら親にも必要なケアを受けてもらうための解決策は、大きく次の3つに整理できます。どれか1つではなく、組み合わせて使うのが基本です。

解決策具体的にやることあなたの役割
① 介護を第三者につなぐ地域包括支援センターに相談し、要介護認定・ケアマネジャー・介護保険サービスにつなげる最初の相談と、本音(直接の介護はできない)を伝えること
② 物理的な距離を取るデイサービスやショートステイ、施設入所、民間サービスで、親と直接関わる時間を減らすサービスや施設の契約・連絡を担う「管理役」
③ お金と手続きを外部化する介護費用は親の年金・資産で賄い、身元保証や死後事務も専門の事業者に任せる親の資産の把握と、委託先との窓口

つまり、目指すのは「自分が介護する」状態ではなく、「介護がプロによって回っているかを確認する」状態です。ここから、その前提となる考え方と具体的な手順を順に見ていきましょう。

一人っ子に親の介護負担が集中しやすい4つの理由

相談相手がいない孤独感と、すべてを一人で決める重圧

兄弟姉妹がいる家庭であれば、介護の方針や費用の分担を話し合い、役割を分けることができます。一人っ子の場合は、親の体調が急変したときも、施設の選定を迫られたときも、誰の意見も聞けずに自分ひとりで判断しなければなりません。意思決定のたびにのしかかる責任の重さが、精神的な疲労を何倍にも大きくします。

介護離職と経済的な共倒れのリスク

頼れる身内がいないと、平日の通院付き添いや急な呼び出しにすべて自分で対応することになり、仕事を犠牲にしがちです。一度キャリアを中断すると再就職は簡単ではなく、収入が減るなかで自分の生活費や老後資金まで切り崩すことになりかねません。親の介護が終わったあと、今度は自分の老後が立ち行かなくなるという事態は、一人っ子だからこそ避けたいところです。

身元保証人・緊急連絡先・手続きの窓口がすべて自分になる

入院や施設入所の際には、身元保証人や緊急連絡先を求められるのが一般的です。一人っ子の場合、これらの役目も自動的に自分に回ってきます。さらに親が亡くなった後の葬儀や役所の手続き、住まいの片付けまで一人で担うことを想像すると、不安が膨らむのは当然です。介護そのものだけでなく、「周辺の役目」の多さが一人っ子の負担を重くしています。

「自分がやらなければ」という義務感による共倒れ

世間体や「育ててもらった恩」から、自分が介護しなければと強く思い込む人は少なくありません。しかし、専門知識のない家族が24時間体制で介護を続けるのは現実的ではありません。睡眠不足や自由な時間の喪失が続くと、親への憎しみや介護うつ、場合によっては虐待につながるおそれもあります。義務感を手放すことは、親を見捨てることではなく、親子の共倒れを防ぐための選択です。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス
一人っ子だからといって、親の人生をすべて背負う必要はありません。介護をしたくないと感じるのは、あなたが自分の人生を大切にしようとしている健全な証拠です。限界を迎える前に、まずは重荷を外に切り出す準備から始めましょう。

子の扶養義務はどこまで?直接介護する法的義務まではないとされる考え方

民法上の扶養義務は「余力の範囲で支える」ものと説明されることが多い

民法877条1項では、直系血族(親子など)と兄弟姉妹は互いに扶養する義務があると定められています。一人っ子であっても、親に対する扶養義務がなくなるわけではありません。

ただし、成人した子が親に対して負う扶養義務は、一般的に「自分と自分の家族の生活を維持したうえで、余力がある範囲で援助する」性質のものと説明されています。また、その中身は主に経済的な援助を想定したものと考えられており、「仕事を辞めてでも自分の手でおむつ替えや食事介助をしなければならない」という意味まで含むものではない、とされるのが一般的な理解です。

とはいえ、扶養の程度や方法は家庭ごとの事情で判断が分かれることがあり、話し合いがまとまらない場合には家庭裁判所が関わることもあります。個別のケースで不安がある場合は、弁護士や自治体の法律相談などで確認しておくと安心です。

「完全な放置」と「適切な距離」の境界線

注意したいのは、直接の介護をしないことと、親を放置することは別だという点です。たとえば同居して世話を引き受けている状況で、食事を与えない、明らかな病気やケガがあるのに医療につながないといった行為は、状況によっては保護責任者遺棄や高齢者虐待と判断されるおそれがあります。一方、第三者に介護をつなぎ、手続きを担う形であれば、一般的には問題になりにくいと考えられています。

項目完全に放置する(リスクあり)適切な距離を置く(管理役に徹する)
直接のお世話家事・排泄介助・食事の世話をすべて拒否し、誰にもつながず放置する介護サービスや施設の職員が直接の世話を行い、自分は手を出さない
お金・手配親を経済的に孤立させ、手続きも一切行わない親自身の年金や資産を使い、ケアマネジャーや施設との契約・手続きを担う
考えられる評価状況によっては遺棄や虐待、扶養義務違反を問われるおそれがある必要な手配をしているため、一般的には問題になりにくいとされる

なお、両親が離婚していて片方の親と長く会っていない、というケースでも扶養義務の考え方は基本的に同じです。離婚や別居、音信不通といった事情がある場合の詳しい整理は、離婚した親の介護義務と扶養範囲の解説をご覧ください。この記事では、頼れるきょうだいがいない「一人っ子」が、どう負担を減らすかに絞ってお伝えします。

一人っ子が介護で限界を迎える前に気づきたいサイン

限界は、ある日突然やってくるように見えて、実はその前に小さなサインが出ていることがほとんどです。次のチェックリストに複数当てはまる場合は、今の体制を見直すタイミングと考えてください。

分類限界のサインの例
心のサイン親からの電話や着信音を聞くだけで動悸がする/理由もなく涙が出る/何をしても楽しくない
体のサイン眠れない・夜中に何度も目が覚める/食欲がない、または過食が続く/頭痛や胃痛が治らない
生活のサイン仕事でミスが増えた/遅刻・早退・欠勤が増えた/自分の通院や家族との時間を後回しにしている
関係のサイン親に怒鳴ってしまう、手が出そうになる/「いなくなればいいのに」と考えてしまい自分を責める

特に「親に手を上げてしまいそう」「自分が消えたい」と感じる状態は、すでに一人で抱えられる範囲を超えています。そうなる前に、次の章の相談先へ連絡してください。メンタル面の不調が強い場合の相談先については、親の介護でメンタルがやられる前の相談先と対策も参考になります。

限界を迎える前の相談先早見表|地域包括支援センターから施設入所まで

親の介護をしたくない一人っ子が頼れる相談先を、相談する順番に沿って図にまとめました。最初の窓口は「地域包括支援センター」です。そこから必要な支援へ順番につないでもらえます。

一人っ子の介護 相談先マップ① 地域包括支援センター最初の窓口・本音をそのまま相談② ケアマネジャーケアプランで家族の役割を最小に③ 介護サービスデイ・ショート訪問介護④ 施設入所特養・有料サ高住など⑤ 自治体の窓口介護保険課・高齢福祉課・福祉事務所費用の減額・生活保護の相談あなたは「管理役」契約・連絡・支払いの確認だけ直接のお世話はプロに任せる保証人・死後事務も外部へ
相談先相談できることこんなときに
地域包括支援センター介護全般の総合相談、要介護認定の申請サポート、ケアマネジャーや事業所の紹介何から始めればいいかわからない/介護したくないという本音を相談したい
ケアマネジャーケアプランの作成、介護サービス事業所との調整、家族の負担に配慮したプランの見直し要介護認定が出た/今のプランでは自分の負担が重すぎる
介護保険サービスデイサービス、ショートステイ、訪問介護、福祉用具レンタルなど在宅生活は続けつつ、自分が直接関わる時間を減らしたい
施設入所特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など在宅介護に限界を感じる/同居や通いの介護をやめたい
自治体の窓口介護保険の手続き、費用の減額制度、生活保護の相談(福祉事務所)、高齢者虐待の相談親のお金だけでは介護費用が足りない/関係が悪化して危険を感じる

地域包括支援センター:介護したくないという本音から相談してよい

地域包括支援センターは、市区町村が設置している高齢者のための総合相談窓口です。相談するのは、子であるあなたの住所ではなく、親が住んでいる地域のセンターになります。遠方に住んでいる場合は、まず電話で相談しても構いません。

相談の際は「一人っ子で頼れるきょうだいがいない」「仕事があり、直接の介護はできない」「親との関係が悪く、自分が関わると状況が悪くなりそう」といった事情を、遠慮せず率直に伝えましょう。家族の事情を正確に伝えるほど、家族に頼らない前提での支援を組み立ててもらいやすくなります。

ケアマネジャー:家族の役割を最小限にしたケアプランを依頼する

要介護認定が出ると、介護サービスの調整役となるケアマネジャーが決まります(要支援の場合は地域包括支援センターが担当することが一般的です)。ケアプランを作る段階で、「家族ができること」を見栄を張らずに少なめに伝えることが重要です。「週末に電話で様子を確認する程度」「契約や支払いの確認のみ」など、できる範囲を具体的に示しておくと、外部サービス中心のプランを組んでもらえます。担当者と相性が合わない場合は、変更を相談することもできます。

介護保険サービス:デイサービスとショートステイで接触時間を減らす

在宅生活を続けながら負担を減らすには、デイサービス(通所介護)やショートステイ(短期入所生活介護)、訪問介護を組み合わせるのが有効です。デイサービスを利用すれば、日中は専門スタッフが食事や入浴、見守りを担ってくれます。数日単位で預けられるショートステイを使えば、出張や休息のためのまとまった時間も確保できます。親が自宅の外で過ごす時間が増えるほど、顔を合わせる機会は自然と減り、心の負担も軽くなります。

施設入所:特養・有料老人ホーム・サ高住で物理的な距離を確保する

在宅介護に限界を感じているなら、早めに施設入所を検討するのが現実的です。特別養護老人ホーム(特養)は原則として要介護3以上が入所の対象で、費用は比較的抑えられますが、地域によっては待機期間が長くなることがあります。要介護度が低い段階や、早く別居したい場合は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や民間の有料老人ホームが選択肢になります。

入所までの待機期間や、親が施設を強く嫌がる場合は、家事代行、配食サービス、見守りサービスなどの民間サービスを組み合わせ、あなたが買い物や食事作りに通う回数を減らしましょう。

自治体の窓口:お金や安全の問題は早めに相談する

市区町村の介護保険課や高齢福祉課では、介護保険の手続きや、所得に応じた費用の減額制度について相談できます。親の収入や資産だけでは生活や介護費用が成り立たない場合は、福祉事務所で生活保護の相談をすることも選択肢です。また、親子関係が悪化して手が出そうになる、親から暴言を受け続けているなど、安全が心配な状況も、自治体や地域包括支援センターに相談できます。制度の細かな条件は地域によって異なるため、必ず窓口で確認してください。

母親(親)が嫌いで介護したくない場合の距離の取り方

実の母親であっても、これまでの関係性や性格の不一致から、介護が必要になったときに強いストレスや嫌悪感、拒絶反応を抱くのは決して珍しいことではありません。一人っ子の場合、母親の関心や要求がすべて自分ひとりに向かいやすく、逃げ場がないと感じやすいのも特徴です。

介護したくないと感じる背景にある親子関係のゆがみ

介護を前にして強い拒絶反応が出る人の多くは、長年にわたる親の言動に苦しんできた経験を持っています。代表的なのは次のようなケースです。

  • 幼少期からの過干渉や暴言による心の傷:子どもの頃から過剰にコントロールされた、理不尽な暴言を受けた、他の子と比べられて傷つけられた。こうした経験があると、介護という形で再び親の支配下に入ることに強い恐怖を感じます。
  • 介護が必要になってから始まった一方的な依存:心身の衰えとともにわがままが強くなり、子の都合や家庭を無視してすべての要求を押し付けてくる。「自分の人生が親の介護に奪われるのでは」という不安が、嫌悪感をさらに強めます。

親を嫌いだと感じるのは、あなたが冷たいからではありません。長年の確執があるなかで直接の介護に踏み切ると、あなた自身の心の安全が脅かされるだけでなく、親にとっても良いケアになりにくいのです。親から長く支配や暴言を受けてきた、いわゆる毒親との関係に悩んでいる場合は、毒親の介護をしたくないときに合法的に距離を置く手順もあわせて読んでみてください。ここでは、きょうだいに分担を頼めない一人っ子が実践しやすい方法に絞って紹介します。

一人っ子が実践しやすい距離の取り方5つ

  1. 専門職に本音を伝える:ケアマネジャーや地域包括支援センターに「母とは関係が悪く、直接の関わりは最小限にしたい」と最初に伝えます。本音を隠すと、同居や家族による介護を前提にしたプランを勧められやすくなります。
  2. 連絡の窓口と時間帯を決める:親からの電話にすべて出る必要はありません。日々の困りごとはケアマネジャーや事業所に相談してもらうよう伝え、自分への連絡は「緊急時のみ」「週に一度」などルールを決めましょう。
  3. 同居を解消する・同居を始めない:同居は距離を取るうえで最も難しい形です。すでに同居している場合も、施設入所やサ高住への住み替えを専門職と一緒に検討しましょう。
  4. 説得は第三者に任せる:サービス利用や施設入所を親が拒む場合、子が説得すると感情的な対立になりがちです。ケアマネジャーやかかりつけ医など第三者から提案してもらうほうが、受け入れられやすい傾向があります。
  5. 会う頻度を自分で決める:面会や訪問は「月に一度」「施設の行事のときだけ」など、自分が無理なく続けられる頻度で構いません。会わない選択も、あなたの心を守るための正当な判断です。

一人で抱え込む介護と専門サービスを頼る役割分担の比較

比較項目自分一人で抱え込む介護専門サービスを頼る役割分担
日々の身体介助入浴・排泄・食事をすべて自分で行い、体力的にも精神的にも限界が近づくヘルパーや施設の職員が専門的な技術で行うため、親にとっても安全
精神的なストレス嫌いな親と毎日顔を合わせ、怒りや憎しみが募りやすい物理的に離れることで、お互いの感情が落ち着きやすい
自分の人生への影響仕事・趣味・家族との時間を犠牲にし、共倒れのおそれがある連絡・手続き・支払いの確認が中心で、自分の生活を維持しやすい
お金の考え方介護離職で収入を失い、自分の老後資金まで減っていく親の年金や資産を原資にサービスを使い、自分の財産を守る

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス
「自分が我慢すれば丸く収まる」という介護は、いずれ無理がきます。介護をプロに任せることは、親を放置することではなく、専門的なケアを受けてもらうという前向きな選択です。専門職には最初に「直接の関わりは避けたい」と伝えておくことが、スムーズな解決への近道になります。

介護費用は親のお金で賄うのが基本|在宅と施設の費用目安

まず親の年金・預貯金・不動産を把握する

親の介護費用は、原則として親自身の年金や資産から出すという考え方が基本です。一人っ子は「自分が払うしかない」と思い込みがちですが、まずは親の年金額、預貯金、加入している保険、持ち家の有無を把握しましょう。親の資産で賄える範囲がわかれば、在宅か施設かの選択肢も具体的に見えてきます。親の判断能力が低下してからでは、預金の引き出しや自宅の売却が難しくなることもあるため、元気なうちに財産管理の方法(任意後見や家族信託など)を話し合っておくと安心です。

在宅介護と施設入所の費用・負担の目安

比較項目在宅介護(外部サービス利用)施設入所(特別養護老人ホーム等)
月額費用の目安一般的に約5万〜15万円(介護度や利用回数で変動)特養で一般的に約10万〜20万円前後(所得や部屋のタイプで変動)
初期費用手すり設置などの住宅改修、福祉用具の購入で発生することがある特養は原則なし。有料老人ホームは入居一時金が必要な場合がある
あなたの負担大きい(急な呼び出しや夜間の対応が起こりうる)小さい(日々の実務は施設職員が対応)
自分の時間限定的(デイサービス利用中などに限られる)確保しやすい(面会や連絡の頻度は自分で決められる)
急な体調変化家族が対応、または救急車の手配が必要施設の看護職員や協力医療機関が対応

在宅介護は一見安く見えますが、介護度が上がるとサービスの利用回数が増え、施設と変わらない費用になることも少なくありません。何より、あなたの時間と心のコストは表に表れません。費用は施設や地域で大きく異なるため、ここでの金額はあくまで目安として、実際の見積もりは施設やケアマネジャーに確認してください。

親のお金で足りないときに使える制度

親の資産だけでは足りない場合も、すぐにあなたが身銭を切る必要はありません。介護保険には、1か月の自己負担が上限を超えた分が払い戻される高額介護サービス費や、所得の低い人の施設での食費・居住費を軽減する負担限度額認定といった仕組みがあります。同居している場合は、住民票の世帯を分ける「世帯分離」によって軽減の対象になるケースもありますが、状況によっては不利になる面もあるため、市区町村の窓口で確認してから判断しましょう。それでも生活が成り立たない場合は、福祉事務所で生活保護の相談をすることも選択肢です。

介護したくない罪悪感との向き合い方

「したくない」と「できない」を分けて考える

罪悪感の多くは、「親の介護は子どもが自分の手でするもの」という思い込みから生まれます。しかし、仕事や家庭、心身の状態を考えれば、直接の介護は「したくない」だけでなく、現実的に「できない」ことも多いはずです。紙に「自分にできること」と「できないこと」を書き出してみると、管理役としてできることは意外とたくさんあると気づけます。

管理役に徹することも立派な関わり方

サービスの契約を結ぶ、ケアマネジャーと連絡を取る、支払いを確認する、入院時の手続きを手配する。これらは、親が安全に暮らすために欠かせない役割です。直接おむつを替えていなくても、あなたは親の介護に責任を持って関わっています。「自分は何もしていない」と責める必要はありません。

気持ちを吐き出せる場所を持つ

一人っ子は介護の悩みを分かち合える身内がいないため、気持ちを溜め込みやすくなります。不眠や気分の落ち込みが続く場合は、心療内科や精神科、カウンセリングを利用してください。親への複雑な感情を言葉にするだけで、気持ちが整理され、距離を取る勇気が持てることもあります。地域の家族会や同じ境遇の人の体験談に触れ、「自分だけではない」と知ることも心の支えになります。

一人っ子が先回りしておきたい身元保証人と死後事務の準備

入院や施設入所では、身元保証人や緊急連絡先、費用の支払い保証、亡くなったときの身柄の引き取りなどを求められるのが一般的です。一人っ子の場合、これらがすべて自分に回ってくるうえ、親との関係が悪いと「保証人にだけはなりたくない」と感じる人も少なくありません。こうした役割は、民間の身元保証サービスに任せられる場合があります。サービス内容や費用の考え方は身元保証サービスでできることと費用相場で詳しく解説しています。

また、親が亡くなった後の葬儀の手配、役所への届出、住まいの片付けといった手続きは、生前に死後事務委任契約を結んでおくことで、第三者に任せられるものもあります。内容は死後事務委任契約でできることを参考にしてください。さらに、一人っ子であるあなた自身が将来、頼れる身内のいない「天涯孤独」の状態になる可能性もあります。親の介護をきっかけに、一人っ子で天涯孤独な方の保証人対策もあわせて考えておくと、将来の不安を一緒に減らせます。

親の介護をしたくない一人っ子から寄せられるよくある質問

親の介護を完全に拒否したら、法的な罪に問われますか

同居して世話を引き受けている状況で、食事を与えない、病気やケガがあるのに医療につなげないといった行為は、状況によって保護責任者遺棄や高齢者虐待とみなされるおそれがあります。一方、別居して生活を分けたうえで、地域包括支援センターやケアマネジャーに相談して介護サービスや施設につなぎ、自分は直接のお世話に関わらないという形であれば、一般的には問題になりにくいと考えられています。判断が難しいケースは弁護士などの専門家に確認してください。

ケアマネジャーに「母が嫌いで介護したくない」と本音を伝えても大丈夫ですか

問題ありませんし、むしろ最初に伝えるべきです。ケアマネジャーは、親子関係が難しい家庭にも数多く関わってきた専門職です。「自分が直接関わると関係が悪化する」「接触は最小限にしたい」と率直に伝えたほうが、家族に頼らない外部サービス中心のプランを作りやすくなります。

遠方に住んでいる一人っ子でも、介護の手配はできますか

できます。地域包括支援センターへの相談やケアマネジャーとのやり取りは、電話やメールが中心になっても構いません。要介護認定の調査や契約の場面など、立ち会いが必要なタイミングだけ帰省する形にすれば、日々の負担を抑えられます。見守りサービスや配食サービスを組み合わせると、離れていても親の様子を把握しやすくなります。

親が介護サービスや施設への入所を拒否する場合はどうすればよいですか

「他人の世話になりたくない」「家を出たくない」と拒む親は少なくありません。子が説得しようとすると対立が深まりやすいため、ケアマネジャーやかかりつけ医などの第三者から提案してもらうのが効果的です。「まずは1日だけデイサービスを試してみる」「ショートステイを数日使ってみる」など、小さな一歩から始めると受け入れられやすくなります。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス
法律やお金の制度、相談先を知っておくだけで、介護の負担は大きく変わります。世間の目や罪悪感に縛られず、使える制度とプロの力を先に頼ることを最優先に考えてください。

まとめ

親の介護をしたくないと悩む一人っ子の方は、決して一人で抱え込む必要はありません。子には扶養義務があるとされていますが、自分の生活を犠牲にしてまで直接お世話をすることまで求められるものではない、というのが一般的な考え方です。

限界のサインに気づいたら、まずは親が住む地域の地域包括支援センターに本音で相談し、ケアマネジャー、介護保険サービス、施設入所、自治体の窓口へとつないでもらいましょう。介護費用は親のお金で賄うことを基本にし、あなたは「管理役」に回る。母親や父親が嫌いで介護したくない場合も、距離を取ることは親を見捨てることではありません。

ニコニコ終活では、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)を中心に、入院・施設入所時の身元保証や、亡くなった後の手続きを任せる死後事務委任、相続の準備まで、一人っ子が一人で背負いがちな役目についてまとめてご相談いただけます。親の介護や家族関係に関するお悩みも、何度でも無料でお聞きします。心が限界を迎えてしまう前に、まずはお気軽にお問い合わせください。

終活準備・葬儀・相続・お墓のことはご相談ください

ニコニコ終活ができること

笑顔で寄り添う終活相談チーム

葬儀社・お墓探しから見積もり、交渉まで。
第三者のプロが、あなたの代わりに動きます。

  • 葬あなたに合った葬儀社が見つかる全国約1万カ所の提携会館から、ご希望の地域・予算に合う葬儀社をお探しします。
  • 墓あなたに合ったお墓が見つかる全国約1,000カ所の提携霊園から、ご家族に合うお墓・永代供養先をご提案します。
  • 代見積もり・資料請求を代行複数社への問い合わせや資料請求をまとめて代行するので、手間がかかりません。
  • 安第三者のプロが間に入る業者との交渉や調整を中立の立場で行うので、言いにくいことも安心して任せられます。
  • 信司法書士法人のグループ司法書士法人がグループ会社のため、安心してご相談いただけます。
  • 続葬儀のあとの相談もまとめて遺言・相続・不動産の売却まで、グループ内で引き続きご相談いただけます。

ご依頼者さまの声

ご本人からもご家族からも、毎月たくさんのご相談をいただいています。タップするとニコニコ終活のサポート内容をご覧いただけます。

ご本人「自分の葬儀やお墓に、いくらかかるのか心配です」

ニコニコ終活のサポートご希望の地域や形式に合わせて、提携葬儀社・霊園の費用の目安をお調べします。必要なものと省けるものを整理し、無理のない予算を一緒に考えます。

ご本人「将来の費用にどう備えればいいか知りたい(葬儀保険など)」

ニコニコ終活のサポート葬儀保険などの備え方の特徴を中立の立場でご説明し、ご状況に合った準備の方法をご提案します。

ご本人「おひとりさまなので、将来に何を準備すればいいか不安です」

ニコニコ終活のサポート葬儀やお墓の準備に加えて、遺言や亡くなった後の手続きについても、グループの司法書士法人と連携してご相談いただけます。

ご本人「互助会に入っているけれど、金額が高くなりそうで心配です」

ニコニコ終活のサポート互助会のプランと比べられるよう、ほかの葬儀社の見積もりもお取り寄せし、違いを分かりやすくお伝えします。

ご家族「希望の地域で葬儀社を探して、見積もりを代わりに頼みたい」

ニコニコ終活のサポート全国約1万カ所の提携会館から条件に合う葬儀社を探し、資料請求や見積もりの依頼をまとめて代行します。

ご家族「葬儀費用の相場を確認したい」

ニコニコ終活のサポートご希望の形式と地域での費用の目安に加えて、追加費用が出やすいポイントもあわせてご説明します。

ご家族「葬儀の段取りが分からず不安です」

ニコニコ終活のサポートご逝去から火葬・葬儀までの流れと、ご家族が今すべきことを順を追ってご案内します。

ご家族「実家のお墓を墓じまいしたい」

ニコニコ終活のサポート全国約1,000カ所の提携霊園から次の供養先をお探しし、墓じまいの手順や必要な手続きをご案内します。

ご家族「親の遺産で相続税がかかるか気になる」

ニコニコ終活のサポート相続の手続きはグループの司法書士法人がサポートし、相続税については専門家におつなぎします。

数字で見るニコニコ終活

毎月のご相談件数5,000件
全国の提携会館約10,000カ所
全国の提携霊園約1,000カ所

実際の終活支援の例

事前準備で葬儀費用の無駄を30万円削減必要なもの・省けるものを整理
葬儀費用(直葬)76,000円〜費用を抑えたお見送りを実現
永代供養(合祀)20,000円〜後継ぎがいなくても安心の供養先

※金額はニコニコ終活でご案内した実際の事例です。地域・プラン内容・ご家族の状況により費用は異なります。

葬儀・お墓・相続のこと、
まずはお気軽にご相談ください。

LINEで無料相談する全国対応・何度でも無料
ニコニコ終活
終活・家族代行・身元保証相談アドバイザー
株式会社サルソニードが運営する、無料の終活・家族代行・身元保証をサポートするニコニコ終活です 。
終活で起きる悩み(家族への配慮、親族トラブル、相続相談、介護等)を網羅的にサポートしていきます。お気軽にご相談ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次