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生前葬は何歳から?20代でもOK|年代別早見表と費用・当日の流れ

生前葬 何歳から

「生前葬は何歳からするもの?」「20代で生前葬なんて早すぎる?」と、年齢の正解が分からず迷っている方は少なくありません。

結論から申し上げますと、生前葬に年齢制限はなく、何歳からでも行えます。実際には還暦・古希・喜寿といった長寿祝いの節目や、定年退職、病気がわかった時をきっかけに行う例が多く、20代・30代で行うことも可能です。

本記事では、20代から80代までの年代別早見表(きっかけ・形式・注意点)をはじめ、生前葬とは何か、メリットとデメリット、費用の目安と形式、案内状の書き方と当日の流れ、そして「生前葬をしても亡くなった後の葬儀・火葬は別途必要」という見落としやすい点まで、ニコニコ終活アドバイザーが分かりやすく解説します。

目次

生前葬は何歳からでもOK|年齢制限はなく節目や病気がわかった時に行う例が多い

生前葬は何歳から行うべきかという問いへの答えは、「年齢制限はない。還暦・古希・喜寿などの節目や、病気がわかった時に行う例が多く、20代・30代でも行える」です。まずはその理由と、よく選ばれるタイミングを整理します。

法律・宗教上の年齢制限は一切ない

生前葬は、役所への届け出や法的な手続きが不要な、自由なセレモニーです。法律で「何歳以上でなければならない」と決められているわけではなく、ご本人の意思があれば20代でも80代でも開催できます。

また、宗教儀礼として定められたものでもないため、無宗教形式で行われることが一般的です。僧侶の読経を入れる方もいれば、音楽や映像、食事を中心にした明るい会にする方もいます。年齢よりも「誰に、何を伝えたいか」という目的のほうが大切だといえます。

生前葬を行う例が多い5つのタイミング

年齢の決まりがない一方で、実際に生前葬が開かれやすいタイミングにはある程度の傾向があります。周囲が集まる理由が自然に説明できる時期ほど、案内を出しても受け入れられやすいためです。

生前葬 何歳から?
タイミング年齢の目安選ばれる理由
長寿祝いの節目還暦(60歳)・古希(70歳)・喜寿(77歳)・傘寿(80歳)・米寿(88歳)など親族や友人が集まる名目があり、お祝いと感謝を兼ねやすい
定年退職50代後半〜60代前半仕事関係の方へのお礼と、第二の人生のスタートを伝えられる
病気がわかった時・余命宣告年齢を問わない意識や体力があるうちに、会いたい人へ直接お礼を伝えたい
元気なうちに区切りをつけたい時年齢を問わない準備に体力と気力が必要なため、健康な時期に済ませておきたい
人生の大きな転機20代・30代にも海外移住や出家、価値観の転換などを機に、これまでの縁に感謝を伝える

20代・30代でも生前葬は行える

「生前葬 20代」と検索される方が多いように、若い世代で生前葬に関心を持つ方もいます。年齢制限がない以上、20代・30代での開催にも問題はありません。

若い世代の生前葬は、闘病をきっかけに「今のうちに会いたい人に会っておきたい」という思いから開かれるケースのほか、人生の区切りや自分を見つめ直す目的で、お別れ会やパーティーに近い形で行われるケースがあります。ただし、招待される側が戸惑いやすい年代でもあるため、案内状やあいさつで趣旨を丁寧に伝えることが大切です。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス:
「何歳から」に正解はありませんが、準備には招待客のリストアップや会場との打ち合わせなど想像以上の体力と気力が必要です。迷っている方は「元気に準備を楽しめるうち」を一つの目安にしてみてください。

【年代別早見表】20代〜80代の生前葬のきっかけ・形式・注意点

同じ生前葬でも、年代によってきっかけや向いている形式、気を付けたい点は変わります。ご自身や親御様の年代に当てはめて確認してください。

年代主なきっかけ向いている形式注意点
20代闘病、人生の転機、自分を見つめ直したいレストランやカフェでの少人数会食、会費制パーティー「縁起でもない」と受け取られやすいので、趣旨を明確に伝える
30代闘病、移住・出家などの転機、家族への感謝レストラン貸切、友人中心のカジュアルな会親や祖父母世代の理解を事前に得ておく
40代病気の発覚、子育ての区切り、人生の折り返し会食形式、レストラン貸切仕事関係者を招く範囲を決めておく
50代定年や役職定年、早期退職、病気の発覚ホテル宴会場、会費制パーティー現役の参加者が多いので、土日や夜の開催を検討する
60代還暦、定年退職、第二の人生のスタートホテル、レストラン、会食形式還暦祝いと兼ねる場合は、どちらが主目的か案内状で示す
70代古希・喜寿、終活の本格化、体力の変化着席の会食形式、料亭の個室立食や長時間の会は避け、休憩を挟む
80代傘寿・米寿、家族が企画するお祝いを兼ねて自宅近くでの少人数会食、家族中心の会本人の体調最優先。子どもが段取りを担い、移動負担を減らす

20代・30代:趣旨を丁寧に伝え、小規模から

若い世代の生前葬は、招待された側が「何かあったのでは」と心配しやすいのが特徴です。病気が理由であれば、どこまで伝えるかを事前に決めておきましょう。形式は少人数の会食や会費制のパーティーにすると、費用も参加者の負担も抑えられます。若いうちから終活に取り組む考え方については、20代の終活は早すぎる?メリットや実践手順も参考になります。

40代・50代:仕事関係とプライベートの線引きを

この年代は交友関係が広く、招待客が増えがちです。会社関係の方を招くか、家族や旧友だけにするかで規模も費用も大きく変わります。早期退職や役職定年などの区切りに合わせる場合は、「これまでのお礼」と「これからの抱負」の両方を伝える構成にすると、前向きな会になります。

60代〜80代:長寿祝いと兼ね、体調に配慮した形式に

還暦・古希・喜寿・傘寿・米寿などの長寿祝いと兼ねると、周囲も参加しやすくなります。70代以降は着席の会食形式を基本にし、開催時間は2時間程度を目安に短めに設定するのがおすすめです。80代の方の場合は、お子様が発起人となって企画し、ご本人の負担を減らすケースもよく見られます。

生前葬とは?一般的な葬儀やお別れ会との違い

生前葬とは、ご本人が存命のうちに、お世話になった方々を招いて感謝やお別れを伝える会のことです。「葬」という字が入っていますが、実態は感謝の会や人生の節目のパーティーに近く、ご本人が主催者として参加できる点が最大の特徴です。

項目生前葬一般的な葬儀お別れ会(偲ぶ会)
行う時期本人の存命中亡くなった直後亡くなって葬儀・火葬を済ませた後
主催者本人(または家族)喪主・遺族遺族や友人、会社など
本人の参加参加し、自ら感謝を伝えられる参加できない参加できない
宗教儀礼自由(無宗教が一般的)宗派の作法に沿うことが多い自由(無宗教が一般的)
火葬含まれない含まれる含まれない(済ませた後に行う)

なお、生前葬の形式として「お別れ会形式」と呼ばれるものは、亡くなった後に行うお別れ会の進行(献花や思い出の紹介など)を、ご本人がいる状態で行うスタイルを指します。

生前葬のメリットとデメリット

生前葬には大きな魅力がある一方で、まだ一般的とはいえない行事のため、周囲との摩擦が生じることもあります。両面を理解したうえで判断しましょう。

メリットデメリット
自分の言葉で直接感謝を伝えられる親族や周囲から「縁起でもない」と理解されにくいことがある
会いたい人に会え、後悔のない区切りをつけられる亡くなった後の火葬・葬儀費用が別途かかり、費用が二重になり得る
形式や演出を自分らしく決められる招待された側が香典やご祝儀の扱いに迷いやすい
死後の葬儀を家族葬や火葬のみにしやすく、遺族の負担を減らせる企画・準備に体力と手間がかかる

メリット:本人が感謝を伝え、遺族の負担も軽くできる

通常のお葬式では、ご本人は参列者の言葉を聞くことも、お礼を言うこともできません。生前葬であれば、思い出話をしながら笑顔で交流でき、心残りのないお別れができます。また、友人・知人とのお別れを生前葬で済ませておけば、亡くなった後は家族だけの小規模な葬儀や火葬のみにしやすくなり、遺族が慌ただしく大規模な葬儀を準備する負担を減らせます。

デメリット:周囲の理解と費用の二重負担に注意

最も注意したいのは、親族や周囲の受け止め方です。「自己満足ではないか」と誤解されないよう、ご家族や親族には事前に「なぜ生前葬を行いたいのか」を丁寧に説明し、賛同を得ておきましょう。また、生前葬に予算をかけすぎると、亡くなった後の火葬や葬儀の費用が不足するおそれがあります。生前葬の予算は、死後に必要な費用を確保したうえで決めることが大切です。

生前葬の費用の目安と形式|会食・ホテル・レストラン・お別れ会

生前葬の費用は、形式と招待人数によって大きく変わります。以下は一般的な目安で、会場のグレードや料理、演出内容によって前後します。

形式特徴費用の目安向いている方
会食形式料亭や個室で食事をしながらゆっくり語り合う10万〜30万円程度家族・親族中心の少人数で行いたい方、70代〜80代の方
レストラン貸切お気に入りの店を貸し切り、アットホームに行う20万〜60万円程度友人を交えて気軽に開きたい20代〜60代の方
ホテル(宴会場)宴会場で音響・映像・司会を入れて本格的に行う50万〜150万円程度仕事関係者も含めて広く招きたい50代〜60代の方
お別れ会形式献花や思い出の紹介など、お別れ会に近い進行で行う30万〜100万円程度厳粛な雰囲気で区切りをつけたい方

費用の主な内訳

  • 会場費・個室料(ホテルや貸切の場合)
  • 飲食代(招待人数×一人あたりの料理・飲み物)
  • 案内状の作成・郵送費
  • 演出費(映像制作、音響、写真撮影、装花)
  • 司会者への依頼料(プロに頼む場合)
  • 記念品・引き出物代
  • 宗教者へのお礼(読経などを入れる場合)

会費制にするか、主催者負担にするか

生前葬では、会費制(一人1万〜1万5千円程度)にする方法と、主催者が全額負担する方法があります。会費制にすると持ち出しを抑えられ、招待された側も「香典やご祝儀をどうするか」で迷わずに済みます。高齢の親族を多く招く場合は、会費なしの着席会食でおもてなしを重視するケースもあります。いずれの場合も、案内状で「香典・ご祝儀は辞退します」「会費制です」と明記しておくと親切です。

生前葬の案内状の書き方と例文

生前葬は招待される側にとって馴染みが薄い行事です。案内状では「なぜ開くのか」「どんな雰囲気か」「何を持っていけばよいか」が伝わるように書くことがポイントです。発送は開催日の2〜3か月前を目安にし、出欠の返信期限は1か月前ごろに設定すると、会場や料理の手配がしやすくなります。

案内状に書くべき項目

  • 生前葬を開く趣旨(感謝を伝えたい、人生の節目にしたい など)
  • 日時・会場(住所・アクセス)
  • 会費の有無と金額、香典・ご祝儀の扱い
  • 服装の目安(「平服でお越しください」など)
  • 出欠の返信方法と期限
  • 主催者名と連絡先

案内状の例文

拝啓 〇〇の候 皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて 私こと〇〇は このたび古希を迎えるにあたり これまでお世話になった皆様へ直接感謝の気持ちをお伝えしたく ささやかながら「生前葬」と称する感謝の会を催すことといたしました。
堅苦しい会ではございません 昔話に花を咲かせながら 楽しいひとときを過ごしていただければ幸いです。
ご多用中まことに恐縮ではございますが ぜひご出席くださいますようご案内申し上げます。
敬具
記
日時 〇年〇月〇日(〇)午後〇時〜
会場 〇〇ホテル 〇階〇〇の間
会費 〇〇円(香典・ご祝儀はご辞退申し上げます)
服装 平服でお越しください
〇月〇日までに同封のはがきにてご返信ください

病気をきっかけに開く場合は、病状をどこまで書くかをご家族と相談して決めましょう。詳しく書かず「元気なうちに皆様にお会いしたく」とする方法もあります。

生前葬の準備から当日までの流れ

生前葬は、思い立ってから当日までおおむね半年〜1年ほどかけて準備するのが一般的です。準備の流れと、当日の進行例を図にまとめました。

準備の流れ

生前葬の準備の流れ1目的と時期を決める半年〜1年前・家族に相談2形式・会場・予算を決める死後の費用は別に確保3招待客リストと案内状2〜3か月前に発送4進行と演出を準備映像・挨拶文・記念品5 人数確定・体調を整えて当日へ
  • 目的と時期を決める:なぜ開くのか、どの節目に合わせるのかを決め、家族に相談して賛同を得ます。
  • 形式・会場・予算を決める:会食・レストラン・ホテル・お別れ会形式から選び、会場を予約します。亡くなった後の火葬・葬儀費用は別に確保しておきます。
  • 招待客リストと案内状:招待する範囲を決め、開催の2〜3か月前に案内状を発送します。
  • 進行と演出を準備:司会の依頼、思い出の写真や映像、感謝のスピーチ原稿、記念品を用意します。
  • 最終確認・当日:出欠をもとに人数を確定し、席次や料理を会場と最終調整します。前日は体調を整えましょう。

当日の進行例

当日の進行例(約2〜3時間)開会・主催者挨拶司会が会の趣旨を説明人生の振り返り写真・映像・年表で紹介本人による感謝のスピーチ会の中心となる時間会食・歓談ゲストからのスピーチも記念撮影・記念品感謝の品をお渡し閉会の挨拶家族または本人が締める

会の中心は、ご本人による感謝のスピーチです。一人ひとりとの思い出に触れながら話すと、参加者の心に残る会になります。高齢の方や療養中の方は、スピーチを短くしたり、事前に録画した映像を流したりして、体への負担を減らす工夫をしましょう。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス:
当日の司会は、ご本人ではなくご家族や友人、プロの司会者にお願いするのがおすすめです。ご本人が進行役から解放されることで、ゲストとゆっくり言葉を交わす時間を確保できます。

生前葬をしても亡くなった後の葬儀・火葬は別途必要

見落とされやすいのが、「生前葬を済ませれば、亡くなった後は何もしなくてよい」わけではないという点です。生前葬はあくまで存命中のセレモニーであり、亡くなった後には死亡届の提出、火葬許可の手続き、ご遺体の搬送・安置、火葬、納骨といった対応が必ず必要になります。具体的な手続きや期限は、お住まいの自治体や葬儀社に確認してください。

死後は家族葬や火葬のみを選ぶ方が多い

生前葬で友人・知人とのお別れを済ませている場合、亡くなった後は家族だけで見送る家族葬や、通夜・告別式を行わない火葬のみ(直葬)を選びやすくなります。火葬のみの場合の費用や注意点は葬式なしの火葬のみで行う場合の費用と注意点で詳しく解説しています。なお、家族葬の費用は一般的に約100万円が目安で、内容によって変わります。詳しくは家族葬の費用は実際いくら?をご覧ください。

死後の希望は書面に残しておく

生前葬を行ったことを知らない親族や葬儀社が、一般的な規模の葬儀を手配してしまうこともあります。「死後は火葬のみで」「生前葬に来てくれた方への連絡は不要」など、ご自身の希望はエンディングノートに書き、家族と共有しておきましょう。書き方はエンディングノートの書き方が参考になります。あわせて、葬儀社を事前に決めて相談しておくと、ご家族がいざという時に慌てずに済みます。事前相談の進め方は家族葬の準備は事前相談からで紹介しています。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス:
生前葬の予算を組むときは、「生前葬の費用」と「亡くなった後の火葬・葬儀費用」を必ず分けて考えてください。死後の費用まで準備しておくことで、生前葬が本当の意味で家族への思いやりになります。

生前葬は何歳からに関するよくある質問

20代で生前葬をするのはおかしいですか

おかしくありません。生前葬に年齢制限はなく、20代で行うことも可能です。ただし、招待された側が驚いたり心配したりしやすいため、案内状やあいさつで「なぜ今開くのか」を丁寧に伝えましょう。会食や会費制パーティーなど、気軽に参加できる形式にするのもおすすめです。

病気がわかった時に生前葬をするなら何に気を付けるべきですか

ご本人の体調を最優先に、開催時期は早めに、時間は短めに設定しましょう。立食ではなく着席形式にし、参加人数も絞ると負担を減らせます。病状をどこまで伝えるかは、ご家族と相談して決めてください。余命宣告を受けた後の過ごし方や準備については、余命宣告されたらどう過ごす?も参考になります。

生前葬に招待されたら香典は必要ですか

案内状に会費の記載がある場合は会費のみを、香典・ご祝儀辞退と書かれている場合は持参しないのが基本です。特に記載がない場合は、お祝いの席に準じた形でお包みするか、主催者側に確認すると安心です。服装も案内状の指示に従い、指定がなければ平服で問題ありません。

親の生前葬を子どもが企画してもよいですか

問題ありません。長寿祝いのタイミングで、お子様が発起人となって企画するケースもあります。その場合は、親御様の体力や健康状態を第一に考え、休憩を挟める会食形式にするなど無理のないスケジュールを組みましょう。招待客のリストは、親御様の交友関係を尊重しながら一緒に作るのがおすすめです。

まとめ|生前葬は何歳からでも、自分らしいタイミングで

生前葬に年齢制限はなく、何歳からでも行えます。実際には還暦・古希・喜寿などの長寿祝いの節目や定年退職、病気がわかった時に行う例が多く、20代・30代での開催も可能です。

  • 年代ごとにきっかけや向いている形式、注意点が異なる
  • 費用の目安は会食形式で10万〜30万円程度、ホテルでは50万〜150万円程度
  • 案内状は2〜3か月前に発送し、会費や香典の扱いを明記する
  • 生前葬をしても、亡くなった後の火葬・葬儀は別途必要。費用と希望を準備しておく

ニコニコ終活では、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)を中心に、生前葬の企画やご家族への伝え方、亡くなった後の葬儀の事前相談まで、何度でも無料でご相談いただけます。開催のタイミングや形式に迷われた際は、お気軽にお問い合わせください。

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