家族葬は本当に家族だけで執り行うことができるのか?手順と注意点

家族葬は本当に家族だけで執り行うことができるのか?
監修
行政書士法人杉山事務所
所属行政書士会:大阪会 / 登録番号:22260069
運営者
ニコニコ終活責任者 飯塚
ニコニコ終活(担当:飯塚)
相談対応毎月10,000件以上

家族葬は配偶者や子供などの同居家族だけで執り行うことが可能です。しかし、参列者の定義に厳密な決まりがない一方で、周囲の理解を得るための配慮や事前の準備が必要となります。どの範囲まで声をかけるかや後日の対応はご家族の状況や菩提寺の有無によって異なるため、まずはニコニコ終活の無料相談をご利用ください。

目次

家族葬を本当に家族だけで執り行う手順

ご逝去からご遺体の搬送と安置を行う

病院でご逝去された場合は、寝台車を手配してご遺体を自宅や安置施設へ搬送します。法律上の決まりにより、亡くなってから24時間は火葬を行うことができないため、適切な場所で故人を休ませることが必要です。その後、枕飾りを設置して宗教者への連絡や葬儀社との打ち合わせを進めることになります。遠方から親族が駆けつける場合なども考慮して、日数を決定することが大切です。故人と過ごせる限られた時間を大切にしながら、スムーズに準備を進めることが求められます。

関係者を限定して火葬式を執り行う

事前に決めた同居家族のみで火葬場へ移動し、最後のお別れを行います。参列者を限定しているため、大勢の参列者に対応する必要がなく、故人とゆっくり過ごす時間が確保できます。火葬の炉前で短い読経や焼香を行い、静かに見送る流れが一般的です。参列者が少ないことで、精神的な負担を大きく軽減することができます。火葬場が混み合って数日待つことになった場合でも、落ち着いて対応できるように準備しておくことが求められます。

自宅に戻り故人とお別れをする

火葬が終わった後は遺骨を自宅へ持ち帰り、後日の納骨に備えて安置します。自宅での安置期間中は、遠方から訪れる親族への対応をあらかじめ決めておくことが大切です。落ち着いた環境の中で、故人の思い出を振り返りながら穏やかな時間を過ごすことができます。後々の納骨先について家族間で認識を合わせておくことで、慌てることなく次のステップへ進むことができます。

本当に家族だけで行う際の事前連絡と事後報告

呼ぶ人を限定する旨を事前に伝える

故人の意向やご遺族の希望に合わせて、参列者を同居家族のみにする旨を関係者に伝えます。口頭だけでなく電話やメールを活用し、なぜ小規模で行うのか理由を添えて理解を求めることが重要です。あらかじめ範囲を明確にしておくことで、後々の誤解や無用な混乱を防ぐことができます。離れて暮らす親戚へ連絡を入れる際は、誤解を招かないように丁寧な言葉遣いを心がけることが望ましいです。

事後報告の死亡通知状を郵送する

葬儀が無事に終了した後は、呼ばなかった親戚や知人に対して死亡通知状を郵送します。通知状には、故人が逝去したことと、故人の遺志や家族の意向により家族のみで葬儀を済ませた旨を簡潔に記載します。定型的な文面を使用することで、失礼のない形で迅速に知らせることが可能となります。手配のタイミングが遅れると追加の連絡が増えるため、葬儀終了後速やかに発送することが大切です。

香典や弔問の辞退をあらかじめ伝える

事前の連絡や死亡通知状の中で、香典や供花、後日の弔問を辞退する旨を明確に伝えます。相手に気を使わせないよう、故人の遺志である点を添えて丁寧に断りの意思を示すことが大切です。これにより、後日自宅に弔問客が相次ぐ負担を大幅に軽減することができます。事前にしっかりと意思表示をしておくことで、当日の混乱を防ぐことにつながります。

本当に家族だけで行う場合の費用と負担の軽減

参列数が少なく飲食接待費を抑えられる

家族葬は参列者が限られるため、飲食接待費や返礼品といった人数に比例する費用を抑えることができます。式場も小規模なもので足りることが多く、使用料の負担が軽くなる分、限られた予算を祭壇や供花など優先したい部分に振り向けやすくなります。また、葬儀全体の総額を予算内に収めやすいため、費用の不安を大きく和らげることが可能です。予想外の出費を抑えるために、見積もりの段階で細かな項目を確認しておくことが求められます。

式場の規模が小さく使用料が下がる

参列者が同居家族のみであれば、大規模な斎場を借りる必要がなくなります。小さな式場や火葬場併設の控室を利用することで、施設の利用料金を低く抑えることができます。これにより、無駄なコストを省いた効率的な葬儀を実現しやすくなります。参集する人数に応じた適切な会場を選ぶことが、全体の負担を軽くするポイントとなります。

返礼品の数を絞り込み費用を下げる

一般的な葬儀と比較して参列者の人数が圧倒的に少ないため、準備する返礼品の数を最小限に絞り込めます。余分な発注を防ぐことができるため、在庫を抱えるリスクや無駄な出費が発生しません。ただし、香典をいただく場合はお返しが必要になるため、事前の辞退の有無に合わせて数を調整することが大切です。見積もりを受け取る段階で、基本プランに含まれない項目を担当者に確認しておくことが望ましいです。

家族葬の平均費用相場と費用の目安

家族葬を本当に家族だけで執り行う場合の平均費用相場は、一般的に約30万円から50万円程度が目安となります。ただし、参列者の人数や依頼する葬儀社のプランによって金額は大きく変動するため注意が必要です。費用の内訳を事前にしっかりと把握しておくことで、後からの金銭的なトラブルを防ぎやすくなります。見積もりを受け取る段階で、基本プランに含まれない項目を担当者に確認しておくことが望ましいです。

形式費用の目安追加費用が発生する条件
家族葬30万円〜50万円程度安置が3日を超えた場合
一日葬40万円〜60万円程度式場使用料が別途となる場合
直葬20万円〜30万円程度お別れの時間が短い場合

この表に示した費用はあくまで目安であり、地域や葬儀社により異なります。

本当に家族だけで行う際の注意点とトラブル対策

後日弔問の対応に追われる可能性がある

葬儀を内輪で行った場合、後から訃報を聞いた知人や親戚が自宅へ次々と訪れることがあります。対応に追われて日常の生活が圧迫されるケースもあるため、あらかじめ電話や手紙で対応方針を伝えておくことが必要です。また、どうしても断る場合は、家族の意向であることを丁寧に説明して理解を求めることが大切です。遠方から訪れる親族への配慮も含めて、事前にスケジュールを整理しておくことが望ましいです。予期せぬ訪問者に対応するための心構えをしておくことで、精神的な負担を軽減することができます。

香典収入が減少し自己負担が増える

参列者が少ないため香典による収入が見込めなくなり、葬儀費用の実質的な自己負担額が増える傾向があります。そのため、あらかじめ見積もり金額を確認し、手持ちの資金で賄えるかどうかを慎重に検討することが重要です。費用の内訳をしっかりと把握しておくことで、後からの金銭的なトラブルを防ぎやすくなります。事前の資金計画に余裕を持たせることで、不測の出費にも対応しやすくなります。手元の貯蓄だけで足りない場合に備えて、あらかじめ支払いの流れを確認しておくことが必要です。

周囲の理解を得られず不満が出る

親戚や親しい知人を呼ばずに執り行うことで、事前に相談しなかったことに対する不満を持たれることがあります。関係性を損ねないためには、なぜその形式を選んだのかを丁寧な言葉で説明し、事後報告の際にも誠意を示すことが必要です。菩提寺がある場合は、事前に相談しておくことが大切です。菩提寺との関係が悪化すると後々の納骨でトラブルになるおそれがあるため、早めの相談が不可欠です。宗教者との円滑な関係を保つことが、後々のトラブルを回避する大きなポイントとなります。

親族の理解を得られない場合の対応策

親族の間で意見が分かれたときは、故人の生前の意向を丁寧に伝えることが大切です。納得してもらえないまま進めると、後々の人間関係に大きな亀裂が生じる原因となります。そのため、必要に応じて専門家や葬儀社の担当者を交えて話し合いの場を設けることが効果的です。どの方法が適しているかは、専門家と相談しながら判断することが大切です。関係者全員が納得できる形で進行することが、円満な終活を実現するためには欠かせない要素となります。

トラブルの種類発生する原因具体的な対策
後日弔問の殺到事前に訃報が伝わらないこと手紙や電話で辞退を伝える
香典収入の減少参列者が家族のみになること事前の資金計画を入念に行う
親族からの不満事前の相談や説明の不足故人の遺志を丁寧に説明する

この表に示したトラブルの傾向は一例であり、ご家族の状況により異なります。

よくある質問

本当に家族だけで行うと後から親戚とトラブルになりませんか

事前の連絡不足や説明の欠如が原因で不満が生じる場合がありますが、故人の遺志であることを丁寧に説明すれば多くの場合は理解を得られます。ただし、特に関わりの深い親族には事前に個別で事情を伝えておくことが大切であり、どのような手順ですすめるべきか迷ったときは、全国対応で何度でも完全に無料のニコニコ終活の無料相談をご利用ください。

呼ばなかった知人からの後日弔問はどう断ればよいですか

遺族の心身の負担や故人の遺志を理由に、丁重に辞退の意向を伝えることが一般的です。ただし、強硬に訪問を希望される場合は無理に拒絶せず短時間で済ませるなどの工夫が必要であり、どの方法が適しているかは専門家と相談しながら判断することが大切です。

香典を辞退しても本当に受け取らない方がよいですか

相手との関係性や地域の実情に合わせて柔軟に対応することが望ましいとされています。ただし、最初から辞退を明記している場合は原則として受け取らない姿勢を貫くことが無難であり、給付額や助成額は自治体や保険組合によって異なるため加入先の窓口で確認しておくことが必要です。

ニコニコ終活
終活・家族代行・身元保証相談アドバイザー
株式会社サルソニードが運営する、無料の終活・家族代行・身元保証をサポートするニコニコ終活です 。
終活で起きる悩み(家族への配慮、親族トラブル、相続相談、介護等)を網羅的にサポートしていきます。お気軽にご相談ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次