親が亡くなった仕事は何日休む?派遣社員の忌引き休暇と対処法

親が亡くなった仕事は何日休む?派遣社員の忌引き休暇と対処法
監修
行政書士法人杉山事務所
所属行政書士会:大阪会 / 登録番号:22260069
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ニコニコ終活責任者 飯塚
ニコニコ終活(担当:飯塚)
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親が突然亡くなったとき、仕事を何日休めるのか、派遣社員でも忌引き休暇は取れるのかと不安になる方は少なくありません。正社員と雇用形態が異なるため、休日の日数や給料の有無について正しい知識を持っておくことが大切です。身内の不幸という精神的に大きなショックを受けている中で、仕事の調整や手続きを進めるのは大きな負担となります。この記事では、親が亡くなった場合に仕事を休む一般的な日数や、派遣社員特有のルール、仕事を休む際の手続き方法などを分かりやすく解説します。

目次

親が亡くなった場合に仕事を休む日数の目安と派遣社員の基準

親が亡くなった際、一般的に仕事を休む日数はどのくらいなのでしょうか。正社員と派遣社員での違いや、状況による日数の変化について詳しく見ていきましょう。

立場や状況によって異なる忌引き休暇の一般的な日数

身内が亡くなった際に取得できる休暇は、一般的に忌引き休暇(慶弔休暇)と呼ばれます。休める日数は、亡くなった方との関係性や、自分が葬儀を執り行う立場(喪主)であるかどうかによって異なります。一般的な親の不幸における休暇日数の目安は以下の通りです。

立場 一般的な休暇日数 日数の理由や傾向
喪主を務める場合 5日〜7日程度 葬儀の手配や参列者への対応、役所手続きなどが多く発生するため長めに設定されることが多い。
喪主を務めない場合 3日〜5日程度 通夜と告別式への参列、親族としての手伝いや移動に必要な期間として設定される。

派遣社員が親の不幸で仕事を休む際の日数と慶弔休暇の有無

派遣社員として働いている場合、忌引き休暇の日数や給与の扱いは、実際に働いている職場(派遣先)ではなく、登録して雇用契約を結んでいる会社(派遣元)の就業規則によって決定されます。そのため、派遣社員が親の不幸で休む際の日数は一概には言えず、派遣会社ごとのルールを確認する必要があります。

派遣会社によっては、慶弔休暇(忌引き休暇)の制度自体を設けていないところもあります。また、制度があったとしても、その期間中の給与が有給(給与が支払われる)となるケースと、無給(給与が支払われない)となるケースに分かれます。派遣社員の場合は無給とされることが多いため、事前に契約内容を確認しておくことが極めて重要です。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス

派遣社員の方は、ご自身の雇用主である派遣会社の契約書や就業規則をまず確認しましょう。突然のことでパニックにならないよう、日頃から有給休暇の残り日数も把握しておくと安心です。

派遣社員が親の死で仕事を休む際の注意点と有給扱いにできる方法

親が亡くなって仕事を休む際、やはり気になるのは「休んでいる期間の給料がどうなるのか」という点です。無給になってしまうと、葬儀費用などで出費がかさむ時期に生活費の心配まで重なってしまいます。ここでは、派遣社員が休む際の給与面の対策やメリット・デメリットを詳しく解説します。

派遣社員が忌引きの際に給与を保障してもらうための手段

派遣社員が親の不幸で休む場合、給与の減少を避ける、または最小限に抑えるための方法がいくつか存在します。主な手段は以下の3つです。

  • 有給休暇(年次有給休暇)を申請して休む
  • 派遣会社の福利厚生(慶弔休暇制度)を確認する
  • 欠勤扱いとして休みをとる

有給休暇(年次有給休暇)を申請して休む

忌引き休暇が「無給」である派遣会社、または忌引き休暇制度自体が存在しない派遣会社の場合、最も確実に給与を確保する方法は「有給休暇(年次有給休暇)」の取得です。すでに取得している有給休暇が残っていれば、その日数分を葬儀や諸手続きのために充てることで、欠勤による給与カットを防ぐことができます。緊急時のため、派遣会社も事情を考慮して迅速に対応してくれるケースがほとんどです。

派遣会社の福利厚生(慶弔休暇制度)を確認する

大手派遣会社を中心に、福利厚生として「慶弔休暇制度」を設けている会社もあります。この制度がある場合、会社が定めた日数(親の場合は一般的に3日〜5日程度)の特別休暇を取得できます。まずは雇用契約書や派遣会社のマイページ、就業規則などを確認し、この制度が利用可能か、またその期間は有給扱いになるのかを確認しましょう。

欠勤扱いとして休みをとる

有給休暇が残っていない、かつ派遣会社に慶弔休暇制度がない(または無給の制度しかない)場合は、残念ながら「欠勤」として休むことになります。欠勤となった日は給与が支払われないため、生活費への影響を考慮しなければなりません。しかし、親が亡くなったという正当な理由があるため、事前にしっかりと連絡を行えば、無断欠勤のようなペナルティを科されることはありません。

派遣社員が仕事を休むときに発生するメリットとデメリット

どのような方法で仕事を休むかによって、それぞれ異なる特徴や注意点があります。状況に合わせて最適な選択ができるよう、それぞれの違いを理解しておきましょう。

  • 有給休暇を使うメリット
  • 有給休暇を使うデメリット
  • 欠勤扱いで休むメリット
  • 欠勤扱いで休むデメリット

有給休暇を使うメリット

有給休暇を使用する最大のメリットは、休んでいる期間中も通常通り給与が支払われる点です。親の葬儀や供養、役所での手続きなど、不幸があった直後は何かと高額な費用が必要になります。少しでも収入を減らさずに時間を確保できることは、大きな安心感につながります。

有給休暇を使うデメリット

デメリットとしては、本来自分がリフレッシュや体調不良時のために残しておきたかった有給休暇を消費してしまう点です。また、勤務を開始して間もない時期などで、有給休暇がまだ付与されていない場合(通常は勤務開始から6ヶ月後に付与)は、この方法を利用することができません。

欠勤扱いで休むメリット

欠勤として休むメリットは、有給休暇の残り日数を気にする必要がない点です。有休が足りない場合でも、親の不幸というやむを得ない事情であれば、業務の調整さえつけば何日か休むことが認められます。有給を今後のために温存しておきたい場合の最終手段として選択できます。

欠勤扱いで休むデメリット

デメリットは、休んだ日数分の給与が直接引かれてしまう点です。さらに、派遣社員の契約更新の評価において、長期の欠勤が出勤率に影響を及ぼす可能性がゼロとは言えません。親の不幸という事情は十分に考慮されますが、経済的な負担と今後のキャリアへの影響を考慮する必要があります。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス

親御様が亡くなった後は、葬儀費用の支払いや相続手続きなどでお金が必要になる場面が増えます。まずは有給休暇が何日使えるかを最優先で確認し、できる限り収入が途絶えない工夫をしましょう。

親が亡くなったときに派遣会社と派遣先へ連絡する手順と文例

派遣社員が仕事を休む際、最も重要かつ迷いやすいのが「連絡方法」です。派遣社員は、雇用主である「派遣会社」と、実際に指示を受けて働く「派遣先企業」の2つと関係性があるため、両者に対して適切に連絡を入れる必要があります。

派遣社員が仕事を休む連絡を入れるときの正しい流れ

混乱を避け、スムーズに休暇を取得するための連絡手順は以下の通りです。基本的には、まず雇用主である派遣会社への連絡が鉄則となります。

  1. まず派遣会社(雇用主)の担当者に連絡する
  2. 次に派遣先の担当者(業務の指揮命令者)に連絡する
  3. 休む期間や緊急連絡先を伝える
  4. 葬儀後に必要書類(証明書など)を提出する

まず派遣会社(雇用主)の担当者に連絡する

あなたを雇用しているのは派遣会社ですので、何よりも先に派遣会社の担当者(営業担当や専用のサポート窓口)へ連絡を入れます。電話で「親が亡くなったため、仕事を休みたい」と伝え、何日休めるか、有休が使えるかなどをその場で相談しましょう。派遣会社への一報を最初に行うことで、派遣先企業へのフォローを営業担当者が裏で調整してくれることもあります。

次に派遣先の担当者(業務の指揮命令者)に連絡する

派遣会社への連絡が終わったら、あるいは派遣会社の指示に従い、実際に働いている派遣先の担当部署(上司や業務の指揮命令者)へ連絡します。派遣先には直接業務の穴埋めなどの調整が発生するため、早急に伝える必要があります。まずは電話で直接伝えるのがマナーですが、早朝や深夜など時間帯が合わない場合は、取り急ぎメールで送信した上で、追って日中に電話を入れると丁寧です。

休む期間や緊急連絡先を伝える

連絡の際には、ただ「休みます」と伝えるだけでなく、以下の情報を明確に伝えてください。

・亡くなったのが誰なのか(今回は「実父」「実母」など親であること)

・休む予定の期間(○月○日〜○月○日までの計○日間)

・休む期間中の緊急連絡先(携帯電話の番号など)

・通夜や葬儀の執り行いに関する大まかなスケジュール
これらを共有しておくことで、職場側も業務の調整や引き継ぎの段取りが立てやすくなります。

葬儀後に必要書類(証明書など)を提出する

仕事を休んだ後、派遣会社や派遣先から、忌引きや有休の申請のために証明書の提出を求められることがあります。通常は「会葬礼状(葬儀の参列者に配るお礼状)」や「死亡診断書のコピー」、「火葬証明書」などがこれに該当します。捨てずに保管しておき、職場復帰の際に提出できるように準備しておきましょう。

電話やメールで使える休みの連絡テンプレート

精神的にも時間的にも余裕がない状況で、どのような文章で連絡すればよいか迷うかと思います。ここでは、派遣会社と派遣先のそれぞれに送信できるメールのテンプレートをご紹介します。

連絡先 文例テンプレート
派遣会社の担当者宛て お疲れ様です。派遣スタッフの[氏名]です。大変急なご連絡で恐縮ですが、本日、実父(実母)が急逝いたしました。つきましては、葬儀の準備と参列のため、本日[月/日]から[月/日]までの[日数]日間、仕事を休ませていただきたくご連絡いたしました。急なことで大変申し訳ございません。休暇期間中の有給休暇(または忌引き休暇)の利用方法や、今後の手続きについてご指示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
派遣先の担当者宛て [派遣先企業名] [部署名] [担当者様役職・氏名]
お疲れ様です。派遣スタッフの[氏名]です。突然のご連絡となり大変申し訳ございません。本日、私の実父(実母)が急逝いたしました。つきましては、葬儀の執り行いと各種手続きのため、本日[月/日]から[月/日]まで、お休みをいただきたく存じます。業務が多忙な折、多大なるご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。休暇中の緊急連絡先は、私の携帯電話([電話番号])までいただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス

連絡の順番は「派遣会社が先、派遣先が後」が基本です。丁寧な連絡を心がけることで、復帰後もギクシャクすることなく、安心して仕事を再開することができますよ。

親が亡くなったときの派遣社員の仕事の休みに関するよくある質問

ここでは、親が亡くなって仕事を休む際に、派遣社員の皆様からよく寄せられる質問にお答えします。

派遣社員でも親の葬儀で忌引き休暇はもらえますか?

派遣社員であっても、登録している派遣会社の就業規則に「慶弔休暇(忌引き休暇)」の定めがあれば、取得することができます。ただし、法律で義務付けられている有給休暇とは異なり、忌引き休暇の有無や日数、そしてそれが有給(給与が出る)か無給(給与が出ない)かは派遣会社ごとに自由に設定できます。まずは派遣会社に直接確認をすることが必要です。

親の葬儀で仕事を休む際、診断書や会葬礼状などの証明書は必要ですか?

多くの派遣会社では、親の不幸という虚偽ではない理由を確認するため、復帰後に証明書の提出を求められます。最も一般的なのは「会葬礼状」です。家族葬などで会葬礼状を作成しない場合は、葬儀社の領収書や、死亡診断書のコピー、役所から発行される火葬許可証などでも代用できる場合があります。休む連絡を入れる際に、何が必要になるかを派遣会社の担当者に確認しておくとスムーズです。

忌引き休暇を取得したことで派遣の契約を打ち切られることはありますか?

親が亡くなったという正当かつやむを得ない理由で数日間休むことによって、即座に派遣契約を打ち切られる(クビになる)ことは基本的にありません。ただし、連絡を一切せず無断欠勤を続けたり、必要な手続きや連絡を怠ったりした場合は、勤務態度に問題があると見なされ、次回の契約更新(通常は3ヶ月や6ヶ月ごと)に影響を与える可能性があります。手順を守って迅速に連絡をすることが大切です。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス

ルールを守って誠実に対応すれば、突然の休みで契約を切られる心配はありません。仕事のことは派遣会社に相談して任せ、今は大切な親御様のお見送りに専念してくださいね。

まとめ

親が亡くなった際に派遣社員が仕事を休む日数は、喪主であれば5日〜7日程度、それ以外であれば3日〜5日程度が一般的ですが、具体的な休暇制度や給与の有無は雇用主である派遣会社の就業規則に準じます。

大切な親を亡くした悲しみの中で、仕事の心配をしながら葬儀の手配や役所手続き、相続の準備を一人で進めるのは、心身ともに想像を超える大きな負担となります。

ニコニコ終活では、葬儀の手配から死後事務、相続手続き、身元保証まで、万全の体制でサポートいたします。全国どこからでも、何度でも完全に無料でご相談いただけますので、不安なことがあれば一人で抱え込まず、いつでもお気軽にお問い合わせください。

ニコニコ終活
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