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火葬費用のお金がない!7つの対処方法

火葬費用ない

身近な方が亡くなった際、悲しみに暮れる間もなく直面するのが火葬や葬儀の費用問題です。まとまった現金が手元にない、あるいは故人に資産がなかった場合、どのように送り出せばよいのか不安で夜も眠れないという方も少なくありません。火葬は法律で定められた義務であり、避けて通ることはできませんが、実はお金がない状況でも適切に故人を供養する方法はいくつも用意されています。この記事では、火葬費用が払えない時の具体的な7つの対処法から、費用を最小限に抑えるための知恵、そして公的制度の活用術まで、終活の専門家が分かりやすく丁寧に解説します。

目次

火葬費用や葬儀代を支払うお金がないときの解決策

大切な家族を送り出すための費用が工面できないとき、一人で抱え込んでパニックになってしまうのが一番の禁物です。現在の日本の制度や金融サービス、そして親族間の協力体制を見直せば、必ず道は開けます。まずは、どのような選択肢があるのか全体像を把握しましょう。

  • 費用を親族間で分担して出し合う
  • 自治体の葬祭費・埋葬料の還付制度を利用する
  • 故人が加入していた生命保険金を受け取る
  • 故人の銀行口座から遺産分割前払い制度を利用する
  • 葬儀会社が提携する葬儀ローンを申し込む
  • 即日融資が可能なカードローンで一時的に立て替える
  • 生活困窮者のための葬祭扶助制度(福祉葬)を申請する

親族間で費用を分担して一人当たりの負担を軽減する

葬儀の喪主が一人ですべての費用を負担しなければならないという決まりはありません。まずは兄弟姉妹や叔父・叔母など、故人と縁の深かった親族に現在の状況を正直に話し、分担の相談をしてみましょう。葬儀後に入る香典を葬儀費用に充てることを前提に、一時的な立て替えをお願いするのも一つの手です。後々のトラブルを防ぐため、誰がいくら出したのかを明確にメモに残しておくことが大切です。

自治体から支給される葬祭費や埋葬料を支払いに充てる

故人が国民健康保険や社会保険に加入していた場合、申請することで数万円程度の給付金を受け取ることができます。これを「葬祭費」または「埋葬料」と呼びます。支給額は自治体や加入保険によりますが、一般的に3万円から7万円程度です。後払い(還付)の形式が多いため、火葬当日の支払いには間に合わないこともありますが、後日の支払いや借入金の返済に充てることが可能です。

故人が契約していた生命保険の死亡保険金を活用する

故人が生命保険に加入していた場合、受取人が指定されていれば、比較的スムーズに保険金を受け取ることができます。最近では「特急支払いサービス」を導入している保険会社も多く、必要書類を揃えれば数日以内に振り込まれるケースもあります。まずは保険証券を探し、保険会社に連絡して最短でいつ受け取れるかを確認しましょう。

預貯金の仮払い制度を利用して故人の口座から出金する

2019年の法改正により、遺産分割協議が終わる前であっても、一定の範囲内であれば故人の預貯金口座からお金を引き出せるようになりました。これを「預貯金の仮払い制度」といいます。一つの金融機関につき最大150万円までという上限はありますが、火葬費用や当面の支払いには十分な金額を確保できる可能性があります。手続きには戸籍謄本などが必要になるため、早めに銀行の窓口へ相談に行きましょう。

葬儀会社が提供する専用の葬儀ローンで分割払いにする

多くの葬儀会社では、信販会社と提携した「葬儀ローン」を用意しています。クレジットカードを持っていない場合でも、審査に通れば月々数千円からの分割払いが可能です。火葬当日に一括で支払う必要がなくなるため、精神的な負担を大幅に減らすことができます。ただし、金利が発生するため、最終的な支払総額は一括払いよりも高くなる点には注意が必要です。

審査が早いカードローンを利用して一時的な支払いに対応する

葬儀ローンは審査に数日かかることがありますが、今日・明日中に支払いが必要という切羽詰まった状況であれば、銀行や消費者金融のカードローンを利用するのも選択肢の一つです。最短即日で融資が受けられるため、火葬費用を一時的に立て替えることができます。ただし、葬儀ローンに比べて金利が高い傾向にあるため、保険金や香典が入ったらすぐに完済することを前提に利用しましょう。

生活保護世帯などが対象となる葬祭扶助制度を申請する

どうしても支払いが不可能なほど困窮している場合、国が火葬費用を全額負担してくれる「葬祭扶助制度」があります。これは「福祉葬」とも呼ばれ、故人または喪主が生活保護を受けているなど、一定の条件を満たす場合に適用されます。ただし、支給されるのは火葬のみを行う「直葬」の範囲内に限られ、お坊さんを呼んだり豪華な祭壇を飾ったりすることはできません。また、葬儀を執り行う前に自治体へ申請し、承認を得る必要があるため注意してください。

お金がないことで故人を満足に送れないと自分を責める必要はありません。親族への相談や自治体の窓口へ足を運ぶことから始めましょう。

火葬のみを行う直葬という選択で費用を最小限に抑える方法

葬儀の形にこだわらなければ、火葬費用を劇的に安く抑えることが可能です。最近では、通夜や告別式を行わず、火葬だけを執り行う「直葬(ちょくそう)」を選ぶ方が増えています。

直葬を選ぶメリットと費用を安くするポイント

直葬は、最もシンプルな別れの形です。一般的な葬儀(一般葬)の平均費用が100万円〜150万円と言われる中、直葬であれば20万円前後、自治体によってはさらに安く抑えることが可能です。

  • 式場使用料や祭壇費用がかからない
  • 飲食代や返礼品などの接待費用を削減できる
  • 公営火葬場を利用して市民料金で火葬する

式場や祭壇を省略することで得られるコストメリット

一般的な葬儀では、斎場(式場)を借りるための費用や、豪華な花祭壇を飾るための費用が大きな割合を占めます。直葬の場合、遺体安置所から直接火葬場へ向かうため、これらの費用が一切かかりません。また、司会者や受付スタッフなどの人件費も不要になるため、基本料金自体を非常に低く設定している葬儀社が多いのが特徴です。

おもてなし費用をカットして経済的な負担を軽くする

葬儀費用を押し上げる要因の一つに、参列者への通夜振る舞いや精進落としなどの飲食代、そして香典返しといった返礼品の費用があります。直葬はごく親しい家族のみで行うため、これらのおもてなし費用を最小限にする、あるいは完全にカットすることができます。これにより、予測不可能な出費を防ぎ、予算の範囲内でお別れができます。

公営火葬場を賢く利用して実費負担を数千円に抑える

火葬場の利用料には「公営」と「民営」の2種類があります。故人または申請者がその自治体の住民であれば、公営火葬場を「市民料金」で利用でき、数千円から高くても数万円程度で済みます。民営火葬場は10万円近くかかることもあるため、必ず地元の公営火葬場の空き状況を優先して確認しましょう。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス:
直葬は決して手抜きではなく、現代に合った合理的な選択です。浮いた費用を四十九日や後の供養に充てることで、心穏やかにお別れができるというメリットもあります。

自治体ごとの支援制度や給付金の仕組みを比較する

火葬費用がない時に頼りになる公的給付金ですが、加入している保険の種類によって名称や申請先が異なります。これを正しく理解していないと、もらえるはずのお金を受け取れなくなってしまいます。

制度名対象者支給額の目安申請先
葬祭費国民健康保険・後期高齢者医療制度の加入者3万円〜7万円市区町村の役所
埋葬料健康保険(社会保険)の加入者5万円勤務先の健保組合または協会けんぽ
葬祭扶助生活保護受給者など困窮世帯20万円前後(全額支給)福祉事務所(役所の福祉課)

公的給付金の手続きで失敗しないための注意点

これらの給付金は、自動的に振り込まれるものではありません。自分たちで必要書類を揃えて申請しなければならない「申請主義」をとっています。

  • 申請期限(時効)があることを知っておく
  • 葬祭扶助は必ず「火葬前」に相談する
  • 領収書や会葬礼状など支払いの証明書を保管する

時効を過ぎると受け取れなくなる申請期限のルール

葬祭費や埋葬料の申請には期限があります。一般的には、葬儀を行った日の翌日から起算して「2年」以内です。期限を過ぎてしまうと、どれだけ困窮していても1円も受け取ることができません。バタバタしている時期ではありますが、火葬が終わったらなるべく早く手続きを済ませるのが鉄則です。

葬祭扶助の申請タイミングを間違えると自腹になるリスク

最も注意が必要なのが葬祭扶助(福祉葬)です。この制度は「お金がないから助けてもらう」という性質上、一度葬儀社と契約して火葬を行ってしまうと、「支払う能力があるとみなされた」あるいは「事後承諾はできない」として、申請が却下される可能性が非常に高いです。必ず、葬儀社に依頼する前にケースワーカーや福祉事務所へ電話で相談してください。

手続きに必要な書類を事前にリストアップして準備する

申請には、亡くなった方の健康保険証(返却を兼ねる)、葬儀費用の領収書、振込先の通帳、印鑑などが共通して必要になります。領収書はコピーではなく原本を求められることが多いため、大切に保管しておきましょう。また、会葬礼状がない直葬の場合は、火葬場の使用許可証や領収書が代わりになります。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス:
役所の手続きは複雑に感じますが、担当者は親身に教えてくれます。まずは健康保険証を持って窓口へ行き、「葬儀の費用のことで相談したい」と伝えてみてください。

火葬費用のお金がない時によくある質問

お金の問題は非常にデリケートであり、多くの方が同じような不安を抱えています。ここでは、現場でよく受ける質問にお答えします。

身寄りがいない故人の火葬費用はどうなりますか?

身寄りがなく、遺留金(故人が持っていた現金)も火葬費用に足りない場合、法律(墓地、埋葬等に関する法律)に基づき、亡くなった場所の市区町村長が火葬を行います。この費用は自治体が負担しますが、後日、もし相続人が見つかればその方に請求が行く場合もあります。

火葬費用の支払いを拒否し続けるとどうなりますか?

葬儀社との契約後に支払いを拒否した場合、民事上の債務不履行となり、最悪の場合は訴訟や差し押さえに発展する可能性があります。もし支払いが遅れそうな場合は、逃げたり無視したりせず、誠実に葬儀社へ相談しましょう。分割払いの再交渉や、給付金が入ってからの支払いに待ってもらえるケースも少なくありません。

香典だけで火葬費用をまかなうことは可能ですか?

直葬であれば、親族からの香典で費用をまかなえるケースは多いです。例えば、費用が20万円で、親族5〜10人から1〜3万円ずつの香典をいただければ、実質的な持ち出しは数万円、あるいはゼロにすることも現実的です。最初から「香典で支払う」という計画を立てる場合は、参列予定者に事前に事情を話しておくとスムーズです。

火葬だけの場合にお坊さんを呼ばないと罰当たりですか?

宗教観は自由ですので、お坊さんを呼ばないことで罰が当たるということはありません。現代では「無宗教葬」も一般的です。ただし、先祖代々のお墓(菩提寺)がある場合は注意が必要です。お寺に無断で火葬を済ませてしまうと、後でお墓に入れてもらえないといったトラブルになることがあります。費用がないことを正直にお寺さんに伝えれば、お布施の額を考慮してくれる場合もあります。

ニコニコ終活アドバイザーからの一言アドバイス:
「お金がないからしっかり供養できない」と落ち込まないでください。心を込めて静かに見送ることも、立派な供養の形です。困ったときは、我々のようなアドバイザーを頼ってくださいね。

まとめ

火葬費用のお金がない時の対処法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

火葬費用が払えない時は、親族への相談、公的な葬祭費の活用、生命保険や預貯金の仮払い、そして最終手段としての葬祭扶助など、複数の解決策を組み合わせることが大切です。

ニコニコ終活としては、費用面で不安を抱える方が、お金の心配をせずに故人との最後の大切な時間を過ごせるよう、あらゆる可能性を一緒に模索することが使命だと考えています。

ニコニコ終活は全国対応で、何度でも完全に無料で相談いただけます。身元保証から火葬手配、死後事務まで、お金の問題を含めて専門家があなたの味方になりますので、一人で悩まずに今すぐお気軽にお問い合わせください。

ニコニコ終活
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